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4日目

 目を覚ますと、見慣れない天井が見えて飛び起きた。 辺りを見回すと、床頭台にメモが置いてあるのを見つけたから目の前に持ってくる。 ‘‘会計はしたので、朝までゆっくりしてください。激しくしてごめんなぁ^_^ 羽鳥ツク’’ 丸字で書いてあるのを見て、ここがラブホテルだということを思い出し、身体がカァッと熱くなった。 「とりあえず、シャワーしてから考えよ……」 朝だからか声の出し過ぎか、掠れた声でつぶやき、ベッドから腰を上げた。  「今日は学校1限と4限だけだな……何してつぶそうかな」 タオルで髪を乾かしながらスマホに記録してある時間割を確認すると、空きコマがあった。 「久しぶりにスーパーで肉買って、料理したいかも……ていうか、今日の人ってどんな感じなんだろう」 スマホの時間を見ると、6時50分と表示されていて、連絡するには早いかとちょっと躊躇する。 「まずはツクにお礼を言わないといけないし……メッセージに書けばいつ見ても大丈夫だよな」 よしっと覚悟を決めて、『\おいで屋/』のトーク画面を開いて、打ち始める。 「‘‘昨日はお世話になりました。会計していただいてすみません、お金は今度会った時にお返しするので、これを見たら教えてください’’っと……送信!」 ポコッと緑の吹き出しが表示されたのでホッと息を吐き、スマホを投げて着替えようと立った。  その次の瞬間、聞き慣れた木琴音が鳴り響いたので、思い出す。 「メッセージ送ったら、電話来るんだった……」 苦笑いをしながらスマホの緑の丸をタップする。

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