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月とソルのひととき

【ソル】 仄かな月の光は、誰もいない水面を静かに照らした。 小さな魚ですら眠りに落ちるこの夜、 目当ての人に会えるはずもないと思うのに。 つい河を覗き込んで、もしかしたらと淡い期待を膨らませてみる。 どうか今宵、 かの人が優しい夢を見ていますようにと願う。

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