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Side ユウタ
「いーよ。おまえが開発し損ねた乳首見せてよ」
格好いいってそれだけで罪じゃね? すっごいこと言われてる気がするのに、「お願い」っていつもよりか甘く囁かれたら勝手に手が動いてた。女の子だったらあっという間に食われちゃうんだろうなって分かる。
はだけそうになっていたシャツを肩から落とすと、淡いピンク色のタンクトップ一枚になる。それの裾を持ち上げて引き抜こうとすると、「ストップ」と声が掛かった。
「そこまででいい。しっかり持ってて」
「え……え?」
タンクトップの裾を持つ手が鎖骨辺りで止められた。子供の頃、病院で診察してもらう時にさせられた「ぽんぽん見せてねー」の格好と同じだ。
「ふーん……ちっせえな」
「んなの…………当たり前だろ。けど玉木、おっぱいはAでもFでもどっちでもいけるって言ってたし……」
「まあそれは正直どっちでもいい。俺が言ってんのはここのこと」
ツンって人差し指の先が俺の乳首を押す。まだほとんど柔らかいままのそれは玉木の指に押されて肌に沈んだ。
「ん……」
「感じんの?」
「や……っていうか、くすぐったい」
肌に沈むほど強く押されていると、その奥がじんってなってもどかしいようなくすぐったいような気がしてくる。
「とりあえずこれじゃ分かんないから」
「えっ、ちょっと……たま、き……っ」
じっと俺の乳首を眺めていた玉木はいきなり俺の乳首に吸い付いた。軽く吸った後で舌でぐにぐにと探られる。それから軽く歯を立てて、その小さな塊の側面をこそぐ。
「なんだ、いい感じじゃん。ベビーピンクなのも悪くねえけど、吸ったらいい感じに充血してエロい」
「ちょっ……」
「で、これをどうやって開発したって?」
ひとまわり大きく腫れて赤黒い塊になった乳首を玉木の指先がカリっとひっかいた。
「ん……と、洗濯バサミ挟んでみたり、募金で貰った羽根で撫でたり……?」
動画で見たのはだいたいそういう感じだった。強く挟んで虐めたり、くすぐったりすると女優さんたちは悶えて喜ぶ。後はローターとかバイブを乳首に当てられてるってのもあったけど、さすがにそれは道具を手に入れる術が無くて諦めた。
正直に告白した俺を見て、玉木が笑う。舌なめずりを始めそうな悪い笑顔に気がついて勝手に身体が震えた。だけどきっともう遅い。
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