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第3話
「楽しもうぜ」
自分を見下ろして微笑む天使のような悪魔の伊佐坂の微笑み。
「どう……楽しむんだよ」
「椿屋はマグロでいいよ、俺が動くから」
伊佐坂は腰を上げると椿屋のイチモツをギュッと掴む。陰茎を掴まれた椿屋はビクッと身体が反応してしまう。今、達したばかりなのに。
「何やってんだよ!」
椿屋は身体を起こす。
「チンコでかくて楽しめそう……なあ?知ってる陰茎持ってる動物で一番デカイのを持ってる生き物って何か?」
「知らないよ!楽しまなくていいから降りろ!」
「シロナガスクジラ……2mあるらしいぜ?」
伊佐坂はそう言うと椿屋の陰茎を自分の尻穴にあてがうと腰を下ろしていく。
先っぽが締め付けられる。
「ばか!!何やってんだよ!」
椿屋は伊佐坂の身体を掴み、自分から引き離そうとするが、ズンっ!!と刺激が股間に。
女性の膣の中よりも狭くて締め付けが良くて……そして、温かい。それを感じてしまった。
「やっ、」
「……入った……デカイから心配したんだけどね」
伊佐坂は満足そうに椿屋を見つめている。
「なに……いれてんだよ……」
「何って?椿屋のチンコ……すげえ、いい感じ」
伊佐坂は腰を前後に動かし始める。
「や、やめ、動くな」
「もう、出そう?さっきイッたばかりじゃん」
伊佐坂が……
可愛い顔をした美少年が自分のイチモツを受け入れ、腰を前後に動かしている。……エロい。
色白な彼が動く度に頬に赤みが出て、さらに艶っぽさが出ている。
「ん……」
次第に気持ち良くなってくる椿屋。
伊佐坂の中が今まで経験してきたどの女性よりも気持ち良い事に気付く。
伊佐坂は自分はセックスが上手いって言ってた。フェラも……それは嘘ではないらしく、嫌がっていた椿屋は次第に感じ始めていた。
華奢な美少年とセックスなんて考えた事もなかったし、やろうとも思わなかった。
なのに、自分の上に股がり腰を振る……天使みたいな美少年。
「あんっ……きもち……いい」
自分で動きながら気持ち良さにうっとりとした表情。
甘い吐息を吐く唇と昨夜激しいキスをした。
椿屋は手を伸ばし、伊佐坂の唇を指先で無でる。
やわらかい……
「椿屋……っ……お前のでかくて……いい」
唇から褒め言葉と言えるような事が発せられる。
伊佐坂の唇を撫でていた手を彼の後頭部へ移すと自分の方へと引き寄せ、そのままキスをした。
伊佐坂は昨夜のように舌を絡ませてくる。
キスも上手い。子供みたいな顔をしているクセに……。
椿屋も舌を絡ませる。
くちゅ、くちゅ、と舌が絡む度に粘着質な音。
キスしている音なんて意識した事なかったな。
そもそも、セックスの度に心の声がうるさかった。
どんなに純粋そうな女性もセックスになると人が変わるというか、やって欲しい事を次々に心で呟いてくるのだ。
もっと、掻き混ぜて……とか、もっと突いてとか……初めはAVみたいでエロいなって思っていたが次第に萎えてきた。
まだ、AV見ている方がマシ。画面を通してまでは心の声は聞こえないから。
女性の方が性欲が強いと思い知らされた。
恥じらう女なんて1人も居なかった。
だから、伊佐坂に迫られた時、嫌だったのだ。
キスの音が聞こえるって新鮮だな、なんて思ってしまう。
それにあのうるさい心の声が聞こえないのが新鮮だ。
心の声が聞こえる事が嫌になる時は自分に向けられた悪意と人の悪口。
そして、セックスの時。
どうして伊佐坂の声は聞こえないのだろうか?
不思議だ……。でも、今は聞こえないという事が新鮮で、そして……それが興奮材料になる。
相手が何を考えているか分からない。
それが楽しい。
やがて、唇が離れ。
「椿屋……みてて……」
身体を動かし汗ばむ伊佐坂。白い肌がピンク色へと変わっている。
伊佐坂は自分の陰茎を握るとそのまま上下に動かして自慰行為を始めた。
人のマスターベーションなんて初めて見る。
伊佐坂は甘い吐息を吐き、椿屋を潤んだ瞳で見つめながらに自慰行為を続ける。
エロい……。その一言。
椿屋は気付くと伊佐坂の陰茎を彼の手の上から握り、動きを早くしてゆく。
「あ、椿屋……」
名前を呼ばれる。
吐息混じりの声。
その吐息をもっと激しいものへと変えたい。そう思ってしまった椿屋は手の動きを早める。
「やあっ……んんっ」
身体を椿屋へとすり寄せてくる伊佐坂。
その身体を抱き締めるとそのまま上へ持ち上げ、下ろす。
「あっ!!!」
下ろした瞬間に伊佐坂が身体を大きく震えさせた。
感じまくっている。
それが凄く興奮した。
椿屋は伊佐坂の身体を抱き締めたまま、彼を組み敷くべく体勢を変えた。
伊佐坂をソファーへ寝かせると彼の両足を広げ、M字開脚。そのまま、彼の方へ倒れ込み、自ら腰を打ち付けていく。
「ああっ、んん……椿屋あああ!!」
腰を動かされ組み敷く伊佐坂は声を上げる。
「きもち……いい……あっ、あんっ」
ギシギシとソファーが音を立てている。
伊佐坂の尻穴はギュッ、ギュッと締り、椿屋の陰茎に刺激を与えてくれる。
「すげえ、締まる」
思わず声に出してしまった。
華奢な美少年の中はどんな女よりも気持ちがいい。
「あんっ……いくう……」
その華奢な美少年伊佐坂は気持ち良さそうな声を上げる。
「いけよ!!」
腰を掴むと腰を打ち付けると同時くらいに上下へ動かす。
「んんっ……」
伊佐坂のイチモツの先っぽから白い液体が勢い良く溢れた。
射精した伊佐坂は潤んだ瞳で椿屋を見つめる。
その瞳はキスを誘っているように思えて、伊佐坂の唇へキスを落とす。
そして、まだ、彼の身体を揺さぶる。
その度に伊佐坂の唇の端から吐息が漏れる。
やばい……凄く気持ちいい。
「四つん這いになってよ!」
思わずそうお願いをする。
伊佐坂は「うん……」と頷くと椿屋の陰茎を抜くように身体を動かす。
彼の中から自分の陰茎を出すのが惜しい……そんな感情も出てくる。
身体が凄く熱い。火照る程に……
さっき飲まされた変な味の液体は媚薬か興奮剤か……そんなところかな?
こんなにセックスに夢中になるのはかなり久しぶりだ。
四つん這いになる伊佐坂は凄くエロくて色っぽい。
尻を椿屋の方へ向けている。
白い彼のお尻はやわらかそうで、マシュマロみたいに美味しそうだ。
そして、その真ん中にエッチな穴が。
その穴へ椿屋はまた勢い良く挿入した。
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