16 / 106

第6話

◆◆◆◆ キャラ弁を目の前にキラキラ攻撃をする伊佐坂。 眩しいやんかああ!! 「すげえ、チューリップか?これ?」 赤いウィンナーで作ったチューリップを箸でつまみ、嬉しそうに聞く。 「そうです」 「可愛いな」 そういう伊佐坂の方が可愛いと椿屋は思ってしまう。 キャラ弁1つでこんなにキラキラ瞳とか……本当、この人はズルイ。 「なあ、今夜は何作ってくれんの?」 「えっ?あ、何食べたいですか?」 「リクエストいいのか?」 「はい」 椿屋が返事をすると、伊佐坂はパソコンで何やら画像を出して、「これ、食べたい」と言ってきた。 「これ、トルコライスじゃないですか」 「うん、それ、前に宙が長崎行って食べたんだって言ってて、美味しかったって」 「こんな簡単なのでいいんですか?」 椿屋が言うのは1つのプレートにドライカレーとナポリタンとカツが乗っていればトルコライスになるからだ。 「えっ?簡単なのか?お前すげえーな!」 あの眩しいキラキラ攻撃される。 伊佐坂に取っては凄い事なのだろう。 「じゃあ、作ります」 「まじか!!やったあ!」 両手を上げて喜ぶ。……なんだろう?この人……本当、天使……もう、絶対に天使じゃないかな? キャラ弁も嬉しそうに食べてくれるし……。 「椿屋、飯食ったからさ、セックスしよ?」 「はい?」 「セックス!」 「あんた、さっき、7回やったでしょーが」 「たった、7回だろ?」 「……尻、痛くないんですか?」 つい、聞いてしまった。 「椿屋が優しくしてくれれば」 「いや、そうじゃなくて」 この人の性欲なに?こんなに天使みたいなのにビッチ過ぎる!! 「椿屋のミルクタンク全部俺が絞り出してやる」 伊佐坂は椿屋の股間へ手を伸ばす。 「ミルクタンクってアンタ!!」 必死に逃げる。 「責任だろ?」 その言葉に……ウッカリといい。と言ってしまった事を後悔した。 「なあ……コスプレもしてやるから」 「は?」 思わず、反応してしまった。コスプレ? 「おっとお!椿屋もコスプレ好きなのか……色々あるぜ?メイド服とか女装も出来るし」 まじか!!コイツ……。コスプレプレイまでやってるのか。 「椿屋はどんなの好きなんだよ?やってやるぜ?」 ……ちょ、ちょっと惹かれる。ヤバイ。 伊佐坂は椿屋の腕を掴み、別室へ。 小さいドアが何なのか気になっていた。その場所は物置で色々と置いてあって、その中に衣装がたくさん……。 「これ……自分で?」 「まさか!俺に着せたいからって持ってきたり、宙がダンちゃんに似合いそうってアニメのコスプレ衣装買ってくるんだよ」 マジかよ……確かにアニメのコスプレとかある。 あと、女子高生みたいな衣装。 「椿屋は何が好きなんだよ?マニアックなやつ?」 そう言って拘束グッズを手にする。 「SM?」 「俺に使いたがるんだよ、本当、変態」 「え、SMもやるのか?」 「なに?食いついっちゃって?椿屋ってSM好きなんだ?どっち?M?」 「や、やらないよ!驚いただけ」 「玩具もあるけど?」 伊佐坂は大人の玩具を取り出す。 「これも……使って?」 「使いたい?」 伊佐坂は玩具の1つを椿屋の手に押し付ける。 「その玩具で……ここ……苛めてよ」 伊佐坂は椿屋に背を向けて穿いていたズボンと下着を下へずらすとお尻を突き出す。 エロい……何だよ、本当……もう! 「椿屋……あ」 振り返り物欲しそうな伊佐坂の顔。 キラキラの瞳がまた、潤んだ瞳に変わり、自分を誘うのだ。 「……苛められたいの?」 「椿屋には……俺、普段は俺がそれで相手を苛めてたんだけど、椿屋は特別」 柔らかいお尻が目の前に。 「俺……玩具とか使った事ない」 そう言うと伊佐坂は突き出したお尻を引っ込めると、椿屋の方を向く。 「教えてやるよ……」 伊佐坂は椿屋の手を掴み、寝室へと連れていく。 そして、服を脱いで全裸に。 そのまま、ベッドへ乗る。 「椿屋、俺が色々教えてやるよ」 そう言って手招きをする。 椿屋が側に来ると勢い良く、ベッドの方へ引き寄せる。ドスンと伊佐坂の上に崩れる椿屋。 「下、脱げよ」 伊佐坂に命令されて、下を脱ぐ。 「じゃあ……足、広げろ」 「えっ?俺が使われるの?」 驚く椿屋。 「何、お前が使いたいんだ?」 ニヤニヤする伊佐坂。 「興味あるんだろ?ほら」 伊佐坂は椿屋に玩具を渡す。 「使い方簡単だから」 椿屋は玩具を見つめる。 生々しい……。玩具って初めてみた。 「ローション塗るから待ってろ」 伊佐坂はベッドを降りて、ローションを探しに。 玩具とか……使うんだ。使う奴、いるんだ……まじか!! 女の子に使った事はない。 「そんな珍しいか?」 伊佐坂が戻って来て声をかけられる。 「初めて見たから」 「まじで?へえ、真面目なんだな、絶倫の野獣なクセに」 「何ですか?それは……」 「まあ、玩具使わなくてもセックス出来るしな」 「じゃあ、何で持ってるんですか?」 「そりゃ、マンネリ化しないようにだよ、それに結構気持ちいいんだぜ?」 伊佐坂は椿屋が持っている玩具を取り上げ、その玩具にローションを塗る。 「こうやってさ……」 伊佐坂は椿屋の目の前で足を広げると自分の尻穴に玩具をあてがう。 玩具の先端が伊佐坂の尻穴へゆっくりと入っていく。 その姿はかなりエロい……。 「い、いつも使ってんの?」 「だめ?」 上目遣いで見つめられ、だめじゃないと首を振る。 玩具は彼の中へ半分入っている。 「……エロい」 ボソッと呟く。 「見てろよ、ちゃんとエロいとこ」 伊佐坂は椿屋を見つめながら言う。 本当、何でこんなにエロいのだろう。 「なんで……そんなにセックス好きなんですか?」 「お前も好きだろ?俺にハアハアしながら何度も突っ込んだくせに」 その言葉にセックスした事を思い出して身体が熱くなる。 「椿屋……お前も俺にハマると思うよ?俺はとっくにお前にハマってる……王子様なのに性欲バリバリの野獣」 そう言って伊佐坂は椿屋の前で玩具を出し入れしながら腰を動かす。 エロい……まじで…… 他人のオナニーを目の前で見せられるとは思わなかった。 しかも、とびきり可愛い男の子……いや、年上だから子じゃないよな? 椿屋は目を離せずにいた。 「なあ……椿屋、お前も一緒に気持ち良くなろ?」 伊佐坂は椿屋の股間に手を伸ばし、弄り始める。 「ばか……やめ……」 そう言うクセに手をどかそうとはしない。 「ほら、椿屋、俺の触ってよ」 言われる通り、伊佐坂の可愛らしい陰茎を掴む。 そして、一緒にしごき合う。 こんな……こと、するの始めて。 男と一緒にこんな……しごき合いとか。 もう、何回目だろうか? 射精するのは……。 「椿屋……お前もエロい」 射精した顔を見た伊佐坂はそう言った。 「エロくない……」 椿屋はそのまま、倒れ込む。 もう、限界……何回、イッたと? 疲れ果てた椿屋はそのまま目を閉じた。

ともだちにシェアしよう!