40 / 106

11話

やばい……気持ちいい……。 両手をシンクにつく椿屋は気持ち良くなってきて息が荒い。 上下に擦られ声が出そうだ。 下着がずらされて、お尻に違和感を感じた。 グリグリと何か侵入してくる。 「ちょ!!先生!!」 それが伊佐坂の指だと直ぐに分かり、身体を起こした。 「何だよ?黙ってかんじてろよ!」 伊佐坂はなおも後ろを弄ろうとする。 「ダメです!ダメ!」 「なんで?夕べは犯してって言ったくせに」 ぎゃー!!!俺、マジでそんな事? 「覚えていないって言ったじゃないですか!」 「うっせえな、俺は覚えてるし、お前、後ろ弄ると可愛くなるんだよ」 「可愛くって」 何だよ、ソレは……顔が熱くなる。 「俺がタチならお前とっくにやられてるし、昨日みたいに犯してとか言われたら食う」 「食ったんですか?!」 直ぐに聞き返した。 「俺がタチだったらって言っただろ?俺はネコなの」 その言葉でホッとした。突っ込まれていない。 「ほら、こっち向けよしゃぶってやるから」 くそう!命令形かよ。 「だ……め、デザート作ってる」 「お前がデザートでいいよ」 ちょ、それって彼女とかに言うセリフでしょーが!! 「あーもう!本当、素直じゃねーな!下半身はこんなに素直なのに」 ズレた下着からこんにちわ!って顔を出すっ椿屋のチンコ。 伊佐坂は座り込むと椿屋の脚とシンクの間に入り込む。 そして、パクンと咥えた。 「あっ、」 既にビンビンで熱くなってる椿屋のチンコは伊佐坂に咥えられチリチリと更に熱くなる。 伊佐坂は本当にフェラが上手い。舌使いが絶妙なのだ。 直ぐに息が上がり、前のめりになってしまう椿屋。 シンクに両手で掴まり、伊佐坂のフェラを受け入れる。 あ……やばい……気持ちいい。 こんなにフェラで気持ち良くなったのは初めて。 いきそう……。 伊佐坂に早漏って罵られるかな? あ、でも、イッた方がベランダでエッチせずに済むな。 じゃあ、早漏って言われてもいいや。 流石にベランダでのセックスは……ちょっとな。 そう考えて、えっ?待てよ俺……ベランダじゃなきゃいいって事になるやん。 いや……毎回流されてるやん。今更……。 そして、いきそうになった時に伊佐坂は口からチンコを出す。 はあ?今、いきそうだったのに!! 「続きはベランダで」 まるで、続きはウェブで?みたいな言い方。 「し、しません!」 頬を赤く染めたまま、伊佐坂を見下ろしていう椿屋。 「そんなトロトロな顔して説得力ねーな!」 「うっさい!」 「昨日はあんなに素直で可愛かったのになあ……何でそんなに素直じゃねーんだよ!」 「覚えていない事を毎回言わないで下さいよ」 くそ……いきたい。 チンコがギチギチで熱い。早く何とかして欲しい。 自分でトイレで抜くか? そう考えたのを悟ったかのように伊佐坂がまた咥えてくれた。 「あんっ、」 待ち望んでいた行為だから思わず声が出る。 チュパチュパと音が聞こえてくる。 あっ……いきそう。 ブルっと身体が震えた瞬間にまた、口から出された。 「ちょっと、生殺し止めて下さいよ」 思わず文句言ってしまった椿屋。 「ベランダでファイト一発してくれるならな」 何がファイト一発だよ。昭和か!! 「だめ……」 「なんで?いきたいんだろ?俺の中でいかせてやるって言ってんだよ」 「見られちゃう」 「あっ?最上階だ、見えねーよ」 そう言われてみたら最上階だったなと。 「……風強いですやん?」 「今、取ってつけたような言い訳見苦しいぞ!」 伊佐坂は椿屋の脚とシンクの間から抜けると彼の腕を引っ張る。 「ちょ、」 下着を太ももまでズラしてチンコおっ立てて歩かされるのは結構恥ずかしい行為だ。 ベランダに連れて行かれた。 ベランダには椅子が置いてあってそこに座らせられた。 「天気いいだろ?良いセックス日和」 「AVのタイトルみたいな事言わないで下さいよ……なんで、そんなにエッチ好きなんですか?」 「お前ね、美味しい料理目の前にして食べないっていうのは失礼だろ?据え膳食わぬは……目の前には美味しい王子様がビンビンにチンコおっ立てている……食べなきゃ失礼」 「先生……」 この人は本気でアホだ。 「美味しいものは食べたくなる、いただきます」 伊佐坂はそう言った後にしゃがみ込むとチンコを咥えた。

ともだちにシェアしよう!