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ソは底なし沼のソ!
◆◆◆
やってしまった……。
ベランダで4回目の昇天で我に返った椿屋。
気付くと青空が眩しくて……ココ、ベランダ!!
正気に戻って恥ずかしくなってしまった。
バックとか駅弁とかやっちゃたよおお!!!
椅子では伊佐坂がグッタリしている。
ハアハアと息を切らして、目を閉じているのだ。
と、取り敢えず部屋に戻ろう。
伊佐坂を抱き上げる為に両脚を持ち上げると、お尻からポタリと白い液体が床に落ちた。
ひいいい!!中出し!!
俺ってば、俺ってばこんなに見境無かったっけ?
急いで伊佐坂を抱き上げて風呂場へ。
とにかく中のモノを出さなきゃ。
風呂場へ連れて行っても伊佐坂はグッタリしている。
やばば!!やりすぎた……。
えーん、泣きたい。
女の子相手にはもちろんこんなになるまでやった事はない。
い、伊佐坂先生が可愛いから……可愛く煽るから……。歯止め効かなくなった。
自分も脱いで伊佐坂のエプロンも外した。
シャワーをかけて伊佐坂を洗うと前抱っこして膝に座らせた。
シャワーの先端を取り外すとお尻の穴へと入れる。
「ん……」
中に水が入ってきたから声を出す伊佐坂。
そして、微かに腰が動く。
どんだけだよ……本当、エロ……。
水を掻き出すように指を入れる椿屋。
「んんっ」
ビクビクと身体が反応する伊佐坂。
エロい……エロ過ぎるだろ!!!
ある程度洗うと伊佐坂を連れて風呂場を出た。
身体を拭いて、ベッドに寝かせる。
服着せなきゃ……とクローゼットを開けると……
果てしなく困った。
コスプレというか可愛い衣装が沢山ある。
何だよもう。普通のは無いのかよ?
他人の家のクローゼットを漁るのは気が引ける。
取り敢えず、シーツだけかけた。
自分はどうしよう?着替え、持ってくれば良かったなあ。
伊佐坂の服はサイズが合わないし、何より可愛い衣装は着れない。
そして、着物があったのを思い出した。
着物を出してそれを着る。下着は……どれも穿きたくないからノーパンのまま。
後は……洗濯だな。
伊佐坂のエプロンと一緒に洗う。
動いていないと、ベランダでの行為が頭を過ぎる。
とにかく、動け!!と忙しく動く椿屋。
そ、そうだ!スイーツだ!スイーツを作って心を穏やかにしよう。
それにグッタリさせてしまったお詫びも。
可愛いモノを沢山作ってあげよう。
◆◆◆◆
「んー」
伊佐坂はベッドで寝返りを打って目を開ける。
あれ?と思った。
ベッドで裸で寝ている。
ベランダで椿屋とセックスしていたはずなのに……。
んー?俺、どうしたっけ?
考えて、野獣椿屋にガンガン攻められて気持ち良過ぎて気を失ったのかな?と思った。
久しぶりにセックスで気を失ったな。と身体を起こす。
身体は綺麗に洗ってあるし、お尻を触るとベタベタもない。
フンワリとボディソープの匂いがしたので風呂に入った後だな……と。椿屋がいれてくれたみたいだ。
野獣で紳士か……。
ベッドから降りようとして、力が入らない事に気付く。
アイツ……本当、野獣。
若さというか……性欲凄いというか……。
椿屋と付き合っていた女の子は大変だっただろうな……と思ってしまう。
イケメンで料理上手くてセックスは野獣!!!
「椿屋、本当、お前って最高!!」
嬉しくなる伊佐坂だった。
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