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9話
「来いよ」
鍵を閉めて戻ってきた椿屋を呼ぶ伊佐坂。
「……本当にするんですか?」
「男に二言はない」
男というより、少女というか、少年というか……男という言葉にはかけ離れた伊佐坂が言うと微笑ましく感じる。
「お前も寸止めで辛いだろうから……それにエロい下着穿いてるからな……見せてみろよ」
「さっき、見たでしょう?」
「何度でも見たいものだから、オラ、とっとと脱げ!」
伊佐坂は椿屋の帯を解く。
流石に時代劇で見るエロ殿様が町娘を犯すシーンで帯を引っ張りクルクル回す、あの行為は出来ない。なんせ、帯の長さが足りない。
ストンと下へ落ちる帯。
帯が無くなると着物はハラリと前をはだけさせる。
伊佐坂はその着物さえも、脱がせ椿屋を下着一枚にした。
「エロい身体」
伊佐坂は舐めるように椿屋の身体を見つめる。
「そんな見つめないで下さいよ、穴が開く」
「開いてんだろ?尻に」
いや、そうじゃなくて……と言いたかったが言わなかった。面倒くさそうだから。
「一緒に住むと色んなエッチが出来るな」
伊佐坂は椿屋の胸辺りを指でなぞる。
その指先はエロくて、直ぐに椿屋の乳首を摘んだ。
「玩具もあるし……お前をエロく調教してやるよ」
「犬みたいな言い方」
「お前は犬じゃなくて野獣だろ?」
乳首を摘んだ伊佐坂の指先は今度は下へと移動して、下着の上からソコを触り出す。
「んっ、」
流石にその行為には感じてしまう椿屋。
「ここでする?それともベランダ?」
「ベランダだと日焼けしますよ……先生、色、白いから勿体ない」
「椿屋は日焼けしても似合いそうだな」
「そうですか?」
「そうすると、ますます、モテる男になるな」
「なりませんよ!」
「なるよ、お前を狙っている男……結構居るはずだから」
「は?今、男っていいました?」
「言ったよ……お前、男にモテるぞ」
「嬉しくありません」
「お前、掘られるのは嫌だろ?俺にぶち込むの好きだもんな」
伊佐坂はそのまましゃがみ、椿屋の股間へ顔を近付ける。
「確かに掘られるのは想像したくないです」
「アナルセックス、ハマるとすげーぞ」
伊佐坂はそう言うと椿屋の下着をずらして、イチモツを外へ出す。
「先生、気持ち良さそうですもんね」
「それはお前が上手いからだ……相性もあるし……あと、上手い下手もあるからな」
伊佐坂は椿屋のイチモツを掴むと擦り出す。
「あっ……」
擦られると声は出るもので、次第に息も荒くなってくる。
「椿屋が男に抱かれて喘いでいる姿もちょっとみたいなって思うんだよねえ」
「んん、……なに……いって……」
息を荒くしながら喋る椿屋。
「気に入った男がレイプされるの見て興奮するのも好きなんだよ……でも、今の所、お前は俺以外とセックスさせたくない」
伊佐坂はそう言うと椿屋のイチモツを咥えた。
既に大きくなっていた椿屋のイチモツは伊佐坂の口内で更に膨張する。
「あっ、んっ、」
椿屋は立っているのが辛くなってきた。
身体が震える。
伊佐坂の指が尻へと這い、割れ目を広げてきた。
「やめっ、」
言葉に出して直ぐに指が穴へと入ってきた。
濡れていないそこは少し痛い。
「先生、痛い」
伊佐坂の頭を掴み、訴える。
咥えていたイチモツを出すと唾液を指につけ、また、穴へ。
「や、やだ……」
身をよじらせる椿屋。
「椿屋、ソファーに手をつけ」
「えっ?いやです」
「早くしろ!」
伊佐坂は椿屋の腕を引っ張り、ソファーへと勢いで投げた。
ドスンとソファーへ転がる椿屋。
伊佐坂はうつ伏せにされると尻を持ち上げた。
「いや、いやです!やめてください!」
逃げようとする椿屋の腰を掴み、割れ目を広げ、そこへ舌を這わした。
「やっ……」
ヌメヌメした舌は割れ目を丁寧に舐めていき、次第に椿屋を快楽へと導く。
「先生、タチはしないって……」
「気が変わった」
玩具で遊んでやろうと思うが神田が椿屋の尻を狙っていると気付き、初めては奪ってやろうかと思ったのだ。
初めては玩具だったが、数には入らない。
「や、やです!先生にぶち込む方がいいです!」
咄嗟に叫ぶ椿屋。
「先生の中に入りたい」
「くそ、可愛いなお前」
伊佐坂は椿屋を仰向けにした。
「椿屋を犯したい、俺無しで生きていけないくらいに」
「……い、痛いのいやです」
「痛くなければいいのかよ?本当、可愛いな椿屋」
「そうじゃないです」
「お前が他の野郎に犯される前にやっときたい」
「犯されません!先生以外には絶対に」
「くそ、可愛いな……煽ってんのか?」
「違います……できたら、俺が先生の身体を俺なしじゃダメなようにしたい」
「野獣め」
伊佐坂は椿屋の上に乗る。
「じゃあ、望み通りに俺を骨抜きにしろよ」
伊佐坂は服を脱ぐと下着だけになった。
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