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7話

「もう、取っていいでしょ?」 椿屋はまだ玩具を入れられたまま。 「えー、だってお前もじもじして可愛いからさあ」 「男がもじもじしても可愛くないでしょ?」 「そうかよ?俺がもじもじしても可愛くないってゆーのか?」 椿屋が作った料理を食べながら睨む伊佐坂。 伊佐坂が玩具を入れられてもじもじ……想像してみた。 恥じらいながらもじもじして、気持ちいいからもじもじして……『椿屋あ……もう、我慢できなあい……』頬を赤らめおねだり。 うわあああ!!! 椿屋は発狂しそうだった。 可愛い可愛い可愛い可愛い!! 男がもじもじしても可愛いじゃないか。 でも、ハッ!と気付く。可愛いのは伊佐坂だからだ。 「せ、先生は可愛いと思いますけど、俺は可愛くないです」 キッパリと断る。 「俺が食べ終わるまで玩具入れてたら、俺にも玩具突っ込んでいいぜ?」 何という交換条件……。 自分が可愛いと知っていないと言えないセリフ。しかも、男に入れて喜ぶなんてもう変態じゃんか!! そう悩むが……っていうより悩むっていうのがもう相手の策略にハマっているのだ。 「おら、座れよ」 「い、嫌です」 「何で?」 「……座ると奥まで行きそうだから」 「うっせーだから座れって言ってんだよ!シャツめくって座れよ?チンコ見えないから」 椿屋は長めのシャツを着ていた。裸でいる趣味は無いので。伊佐坂も生脚魅力の太ももまでの長さのパジャマの上だけ。 パジャマの上だけってエロかったんだなって伊佐坂を見て思った。 椿屋は椅子に座る……「くっ、」異物が奥へ行く感触がして声が出る。 「我慢してる椿屋可愛いなあ」 ニヤニヤしながら椿屋を見る伊佐坂。 「いいおかずになる」 「悪趣味」 「それはお互い様だろ?だって、俺にも玩具ぶち込みたいんだから」 ニヤニヤされて、返す言葉が見つからない椿屋。この人には何を言っても敵わない。 可愛いのに強気で口が悪くてエロくて……何このギャップ!!と椿屋は伊佐坂を見る。 相変わらず美味しそうに椿屋が作った料理を食べている。ここだけ見ると天使。本当に天使なのだ。 「椿屋、アナル拡張気持ちいいだろ?」 こ、これさえなきゃなあ……。 椿屋はガクンと力が抜ける。 「先生は俺に……突っ込みたいんですか?」 思わず聞いてみた。 「いいや?俺、完全にネコって言っただろ?」 「だって……じゃあ、何の為に?」 「面白いからに決まってんだろ?」 チクショーそうだよな、分かってた!! 椿屋は思っていた事を言葉にされて虚しくなってきた。 「ケツが気持ちいいって分かれば相手がどこがいいか自然に分かるだろ?」 「…………」 言われてみれば……と考える椿屋だが、 「それって自分が気持ち良くして貰う為ですよね?」 と気付く。 「当たり前だろ?エッチするなら気持ち良くなりたいし、お前は素人だから色々と調教しておかないと俺が気持ち良くない」 当たり前だろ?とドヤ顔をされて椿屋はこの人にはもう一生敵わないと知ってしまった。

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