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8話

◆◆◆◆ 「ご馳走様」 伊佐坂は行儀良く手を合わせた。 「じゃあ、もう取っていいですね?」 食べ終わったと同時に椿屋は尻の下へ手を入れる。 「どうせ取るんなら俺に見せろよ、すげえ、イヤらしく」 「は?」 何を言い出すコイツ!!的な瞳で伊佐坂を見る。 「ほら、尻をこっち向けろ」 「い、いやです……」 一応だが抵抗してみる。無駄だとは分かっているけれど。 「嫌よ嫌よも好きのうち……って言葉あるよな?椿屋、お前、今どんな顔して嫌だって言ってるか知ってるか?」 「は?」 そんなの見れないから知らねーし!!と叫びたい。 「何か期待してる顔してんぞ?お前、ハマってきてるだろ?」 「そ、そんな顔なんてしてない!!」 椿屋は声を大きくして否定。 「証明してやるよ」 伊佐坂は椿屋の近くに行くと座る彼の片脚を持ち上げる。 「ちょっとお!!」 いきなり片脚を持ち上げられ、バランスを崩しそうになるのを自分で堪えた。 「俺が抜いてやるよ」 伊佐坂は椿屋のアナルへ手を伸ばし、ぐっ!!と中へ玩具を押し込む。 「やっ!!!」 奥に刺激がきた。そして、次の瞬間、中で激しくバイブした。 「やああああ!!!」 いきなりだった……いきなりの刺激だったから出した事がない大きなエロい声が出た。 「可愛い反応」 伊佐坂はニヤリとほくそ笑むと、椿屋の陰茎をパクンと咥える。 「だ、だめ」 今日、どれだけ快楽が身体中を駆け巡っただろう? 何回イッたか分からない。 これ以上……刺激がきたら「先生……や……です……こんなんばっかやってたら……俺……アホな子に……なりそう」 そう言葉にする間もバイブの刺激と伊佐坂のフェラでゾクゾク身体が震えていた。 くそ、会いたくて震えるんじゃなくて、気持ち良くて震える……っていうのもあるんだな。なんて、椿屋はアホな事を考えていた。 考えた後に……ほら、やっぱりアホな子になりつつある。と悲しくなる。 「んんっ、」 背中のゾクゾクが頭のてっぺんまできたような感覚の後、力が抜けた。 ビクンっと身体が動いたけど、射精はしなかったようで伊佐坂はまだ咥えたまま。 「先生……俺……もう、だめ」 テーブルに顔伏せた。 「ドライでいきやがったな!上出来」 伊佐坂は椿屋の頭を撫でる。 そして、玩具を一気に抜いた。 「あっ、」 抜く瞬間、声が出てしまった。 「な?ハマるだろ?女とやってドライでイッた事あるか?」 その質問に首を振る椿屋。 「ケツ、気持ちいいだろ?俺がお前のをおねだりするのが理解出来たか?」 椿屋はコクンと素直に頷く。 ちょ、ちょっと思ったけど……でも、男にチンポ挿入されちゃうのは……とまた、身体が震える。 「じゃあ、椿屋……今度は俺がお前の目の前でエロく玩具入れてやるよ……興奮して鼻血だすなよ?」 伊佐坂はそう言ってその場を離れた。 んん?あれ?入れるんじゃねーの?と不思議に思う椿屋だった。

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