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19話

「んっ……」 気持ちいい……。何だろ?下半身が凄く熱くて気持ちいい……。 椿屋は気持ち良さで声を漏らす。 夢の中なのか、現実なのか……椿屋は目を開けた。 「あっ……」 目を開けると一気に気持ち良さが椿屋の身体中に回った。 何?こんなに気持ちいいって……。 思考回路が正常になるまで数秒かかり、椿屋は身体を起こし下半身をみた。 人ひとりシーツの中に居るように盛り上がり、微妙に動いている。 それが動く度に下半身が気持ち良くなる。 下半身で動くもの……それは1人しかいない。 椿屋は勢い良くシーツを捲る。 案の定、そこには伊佐坂。 「先生ぇ……」 声をかけると、咥えたまま椿屋に視線を向ける伊佐坂。 「何してるんですかあ!」 「ちんこしゃぶってる」 「口の中に入れたまま、喋らないで下さい」 そして、お尻の奥に刺激がきた。 「あっ!!!」 ビクっと身体が反応した。 「まさか……お尻に」 「何だよ?ダメか?」 口からチンコをぺろりと出して文句を言う。 「だ、ダメですよお!抜いて下さい」 「うるせえーよ!気持ち良くしてやるから、黙って感じてろ!!」 ズブっと奥を刺激してくる伊佐坂。 「やっ!!!」 椿屋は刺激に力が抜けてベッドに倒れ込む。 黙って感じてろ……って、男前かよ!! 次々にくる刺激に椿屋は快楽に身を任せている。 「素直ないい子だな、お前は……エッチになると名前のままだな」 伊佐坂は奥を刺激しながらに言う。 「なまえ……」 「すなおだろ?」 そうだけど……。 伊佐坂の指は気持ち良い所を知り尽くしているので、椿屋は文句を言えない。 ただ、名前通り、素直に感じている。 「あっ、あっ、」 「可愛いなあ、……腰を動かせよ気持ち良くなるから」 感じている椿屋をニヤニヤしながら見つめている伊佐坂。 命令通り、指の動きに合わせて腰を動かす椿屋。 「いかせてやるよ」 伊佐坂はまた、椿屋のを咥えてしゃぶる。 舌を使い、竿に絡めたり、先っぽを甘噛したり。 「せんせえ……」 椿屋は腰を激しく動かしはじめ、感じている。 可愛いなあ、コイツ!! 伊佐坂は椿屋をいかせるべく、喉の奥まで飲み込みチューブを絞り出すように吸い付き、頭を動かす。 「あっ!あっ!いく!!」 椿屋はビクビクと身体を痙攣させて、伊佐坂の中に射精した。 「あっ……はあ……はあ……」 荒い息遣いが聞こえてくる。 伊佐坂は出された精液を飲むと「派手にいったな……濃ゆかったぞ」と椿屋を見て笑う。 「くそ……」 伊佐坂にあっという間にいかせられたという悔しさと、快楽に負けてしまった自分に文句を言う。 くそ!は伊佐坂へではなく、自分へ。 「ケツ気持ち良かっただろ?今度俺のケツに指入れる時の参考にしろ!」 椿屋の身体の上乗ってきた伊佐坂。 「えっ?なんで、乗るんですか……まさか、続けるんですか?俺……もう、ギブです」 「若いくせに……別にマグロでいいよ、俺が動くし、お前は感じてればいいだけだ」 「そんな男前なセリフ言ってもダメです……俺、もうたちませんから」 「弱気になるな!自分を奮い立たせろ!チンコも一緒に!」 「そんな、熱いセリフ……修造ですか!」 「セックスに熱くなるのが人間の本能だ!」 「……先生だけですから!朝ごはん作りますから降りて……今日は綿あめをおやつに作りますから」 「えっ!!綿あめ!!」 上に乗る伊佐坂の目がキラキラと輝いた。 まさかの、綿あめでこんなにキラキラになるとは……流石、先生。と椿屋は思った。

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