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7話

「なんだなんだ?積極的だな」 「た、たまにいいじゃないですか!」 椿屋はさらに伊佐坂を抱き締めた。 「お前って優しいよな」 伊佐坂も椿屋の背中に両手を回す。 「そんな事ないです」 「俺に同情した?離婚とか良くある話だろ?」 「……そうですね、良く聞く話です……先生、お祭り行きましょうよ、楽しいですよ。屋台の食べ物とかワクワクしますし、型抜きとか子供の頃ハマりましたし……ひよこ釣りやって鶏に成長してある朝いきなりコケコッコーって鳴いて驚いたり」 「何だよお前、お祭り実行委員会でもやってんのかよ?」 伊佐坂は顔を上げると椿屋を見て笑う。 「それくらい楽しいって事ですよ」 「じゃあ、浴衣着ろよ?お前似合うから」 「着ますよ」 「セックスさせろよ?」 「はい……えっ?」 「はいって言ったな!」 ニヤリと笑う伊佐坂。 「青姦する気ですか?」 「お前とやりたいだけだ」 「ダメですよ!誰が見てるか分からないし、虫とかいるし!」 伊佐坂のエロい姿は他の誰にも見せたくない。 それが本音。 「69させろ!そしてら青姦は諦めてやる」 「は?」 「69だよ!やった事あんだろ?」 「……ないですけど」 「は?マジか?お前、女の子にモテるからヤリまくってたんじゃないのか?」 「な、なんすかそれ……彼女は居ましたけど」 「女手当り次第してないのか?」 「しませんよ!彼女居たんですから」 「もったいないねーよな、お前くらいのルックスなら手当り次第いけんぜ?俺ならやりまくるな……」 「先生!!」 伊佐坂を睨む椿屋。 「熱く見つめんなよ……」 ふふふと笑う。 「見つめてません、睨んでいるんです!」 「お前の睨む顔ってエロいから誘ってるってしか思えないぞ?他の野郎にやってみろよ?後ろ掘られるぜ?」 「掘られません!!そもそも、俺は男にモテません!」 「自覚なしかよ」 ふーっ、とため息をつく伊佐坂。 「お前、結構狙われてると思うぞ?まあ、俺も狙ってるけどな……取り敢えず、69しよーぜ?教えてやるから」 「ほ、本当にするんですか?」 「しないなら青姦するぞ!」 「何すか!その先生得しかない強迫は!!」 「お前も気持ち良くなれんだから……ほら、取り敢えずは風呂行くぞ」 伊佐坂は椿屋の腕の中からするりと抜けると彼の手を引っ張り風呂へと連れて行く。 のこのこついて行く俺も俺だな……と考える椿屋であった。

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