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8話

風呂で伊佐坂の身体を洗うのはすっかり慣れてしまった。 髪の毛もちゃんと洗って……こういう時は子供も持つ親の気分になってしまう。 その後……エロい事するはめになるけれども……シャンプーされている時の伊佐坂は何だか可愛いのだ。 シャワーかける時に手を耳にあてて、目をぎゅっと瞑るのだ。 自分が幼稚園くらいの時に親とお風呂入った時みたいだった。 流石にシャンプーハットはしないけれど、似合いそうだなって思う。 「先生、シャワーかけますよ?」 風呂椅子に座る伊佐坂に声をかけると何時ものように手で耳を押さえて目をぎゅっと瞑る。 ほんと、可愛いんだよなあ、この人。あざといというか……。 シャワーで泡を落とし、次に身体……伊佐坂が終わると椿屋は自分で洗おうとするが必ず股間は伊佐坂が洗いたがる。 「尻こっちむけろよ」 「は?」 何時もはチンコだせ!!なのに。 「69すんだろ?俺は自分で洗えるけど、お前まだ素人じゃん洗ってやる!」 「は?69って舐め合うんでしょ?」 「なんだよ、ちゃんと知識あるんじゃん!」 「知識はあります!やった事がないだけで」 「耳年増かよ、いいからケツむけろ」 「いやですよ!突っ込むんですか?」 「なんだよ?突っ込んで欲しくなったのか?ん?椿屋あ……」 伊佐坂はニヤニヤして椿屋を見る。可愛いのに目は変態オヤジのような視線だ。 「違いますって!洗うっていうから突っ込む気かな?って」 「指は突っ込むぜ?お前前立腺弄られるの好きだろ?」 「は……いいや、そんな事ないです!」 椿屋は首を振る。 「お前、今、はい。って言いそうだったろ?素直になれよ!」 伊佐坂は椿屋の腰を持つとくるりと反転させた。 そして、無理やり洗われたのである。 激しく抵抗すれば逃げれたのだが椿屋も心のどこかで前立腺弄られるのを望んでいたのかも知れない。 本人は気付いていないが。 ◆◆◆◆ 風呂から上がり、伊佐坂の髪を乾かすのも椿屋の仕事だ。 全裸でソファに足を組んで座る姿は祖父が隠し持っていたエマニエル夫人のパッケージのようだった。

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