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16話

嘘やん……!!! 椿屋の中に伊佐坂のペニスがズンズン挿れられ、穴が玩具の時よりも広がっている気がしている。 玩具の感触と本物の感触は違うのだと今、知った。 同じ人間の皮膚同士が絡み合うというか溶け込む?いや、違うな?今の状況を上手く言葉には出来ない。 ただ言えるのは……、 気持ちいい!!! 気持ちいいのだ!!嘘だろ? するとビリリと背中に電流が流れるような感触。今までのセックスとは違う感じの痺れというか反応を自分で分かる。 これ……あれだよ!先生が言ってた前立腺……。 玩具で場所を教えて貰って気持ち良さを知った。そこを本物のペニスで刺激されている。 まさか自分が男のペニスで気持ち良くされる日が来るとは思っていなかった。 「あんっ……んんっ……」 思わずシーツを掴み、喘ぎ声を出してしまう。 「椿屋……かわいいぜ?」 息遣いが荒い伊佐坂の声。 椿屋……自分は名前呼べっていうくせに。俺は名字かよ。 「椿屋……じゃな……名前……あっ……んんっ」 伊佐坂の動きが少しづつ早くなるので気持ち良さで上手く喋れない。 「名前で呼んで欲しいのか?クソ可愛いなお前」 「呼んで……はぁ……あっ……」 なんでだろ?腰を自分で動かしているのが分かる。ヘコヘコと伊佐坂の動きに合わせて腰を振っている自分がいる。 「優……」 素直と言ったのか自分の名前を呼んでくれたのか……どっちだろ? 「おら、腰をもっと振れよ気持ち良くなりてーだろ、優よ!」 ああ、名前の方か。 「んっ」 椿屋は言われた通りに腰を振る。 「いい子だな……よし、四つん這いになれよ後ろから突いてやるから」 「は……い」 伊佐坂が自分からモノを抜くとフラフラと四つん這いになる。 自分でも素直な行動だなと思うのだけど、伊佐坂の命令には従ってしまう。どうしてだろう? 後ろから突いて欲しいのかな?俺……。 女みたいにされてるのに抵抗しないなんて。 先生を女みたいに抱くけど……抱かれるって思っていなかった。 しかも気持ちいい!!めっちゃ気持ちいい!!やばい!後ろから突いて欲しい!! 「おら、ケツあげろ」 伊佐坂の命令にお尻をあげると待ち望んでいた伊佐坂のが挿ってきた。 「あんっ」 女の子みたいな喘ぎ声を出しているのに椿屋はもう気付いていない。 ただ、後ろから気持ち良い場所を激しく突いて欲しいと思っている。 ずん!!! きた……!!ビリリとさっきよりハッキリした感触。背中がゾクゾクする。 自分が伊佐坂を突くのも気持ち良いがこれはこれで気持ち良い。 「あっ……はあ……」 パンパンと肌がぶつかる音。 凄い……俺、男とセックスしてる。 今までもそうなのだが、突かれる方が男とセックスしていると実感してしまうのだった。 「もっとお」 「くそが!可愛いんだよ、オネダリ」 椿屋のオネダリに伊佐坂は動きを激しくする。 やべえ、椿屋がこっちにハマったらどーしよ?と乱れ具合に焦る伊佐坂。 こっち覚えて神田とかの誘いに乗らないようにしないとな。 この乱れようなら神田に上手く丸め込まれて……今みたいにやられる。 他の男に抱かれる椿屋もきっと色っぽいだろう。 自分の目の前で他の男に抱かれると椿屋はどんな反応をするのだろうか?嫌がる?それとも、今みたいに乱れてオネダリをする? 自分のドS部分を顔を出した瞬間だった。

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