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17話
椿屋の尻の具合は想像以上だった。
初めてのせいもあり、かなり締りもあるし締め付けてもくるのだ。
「やば……最高」
出し挿れがこんなに気持ち良いと感じたのはどれくらいぶりかな?なんせ自分は先に覚えたのが穴の方だったから、気持ち良さも穴の方が自分が挿れる時よりも気持ち良くて直ぐにイキそうになる。
やべえ、いきそう……。
伊佐坂は早漏でないと思う。なのに、ばりばりいきそうで早く椿屋の中にぶちまけたいとJrが要求してくるのだ。
椿屋は腰をクネクネさせて、喘ぎ声を何時もより大きく、激しく出している。これも興奮材料だ。
ガンガン突いてくる椿屋も野獣で好きだが、後ろを掘られてアンアン声を出す椿屋は可愛いのだ。
王子で野獣で色っぽくて可愛い……どんだけスペック持ち合わせてるんだよ、コイツは!!
「あんっ……いくぅ……」
弱々しく声を震わせる椿屋。
「ちっ、はえーな」
自分も人の事は言えないのに舌打ちをする伊佐坂。
「あっ、」
イクという宣言をして直ぐに椿屋の身体が小刻みに揺れて……「あっ……はあ……」色っぽく吐息をつく。
こんにゃろ、イキやがったな!!
「優、俺の許可なくイキやがったな……お仕置きだ」
伊佐坂は椿屋の両手を後ろに引っ張ると自分のチンコをググっと奥へ……そして、椿屋の身体を反らして腰を打ち付ける。
「あっ、いやだあ!!」
椿屋はその瞬間、身体全体に物凄い電流のような衝撃が駆け巡った。
イッたばかりの身体は敏感過ぎて、掴まれた腕さえもまるで性感帯みたいな感じに思えてくる。
後ろへ引っ張られる度に刺激を与える箇所に当たり、経験した事がない感覚が襲ってくるのだ。
凄く怖い。
こんなに……セックスで感じた事なんて無かったから怖い。
「せん……せえ、こわい……いやだあ」
思わず本音が口から零れる。それさえも初めての事。
「何が怖い?」
「わかんな……あっ……また……いく……」
絶頂を迎えた後にまた……嘘だろ?と自分でも思う。
女の子とセックスした時は1度の絶頂しか感じた事がない。立て続けにこんなにくるものなのか?
本当に怖くなる。
「くそ、かわいいな……おら、いけよ」
伊佐坂はドーンと後ろから突き上げた。
「あうっ……」
なんとも言えない間抜けな声だと自分でも思ったが口から出てしまったのだから仕方ない。
「俺もお前の中……出すぜ?」
伊佐坂の動きも吐く息も早くなり、椿屋のイッたばかりの身体を揺さぶる。
「あ、いや……もう……いやだ……あっ」
椿屋のギブアップの声を聞きながら伊佐坂は彼の中に熱い白濁した体液を吐き出した。
「あっ……すげえ……きもち……いいぜ……優」
ハアハア息を吐きながら椿屋と一緒にベッドに倒れ込んだ伊佐坂だった。
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