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平凡とイケメン生徒会の面々1

これはクラスメイトが教えてくれたんだけど、俺と会長が出て行った後の話。 「みんなそんなにあのおブスちゃんがいいの?」 チャラ男は意味ありげに呟いた。 それを聞いた副会長がすぐに釘を刺した。 「君も手を出すな。好みじゃないだろう」 「ま、そだけどね~」 「き、清道、怒ったかな?」 春馬くんは不安そうに食堂の入り口を見ていた。 (俺は春馬くんには怒ってないよ) 「てめぇら全員ぶっ殺す!!」 吠え続けるあっくんは親衛隊の腕の立つ者たちに拘束されてしまった。 親衛隊には文武両道の生徒も多いんだって。 「副会長様。この者は……」 「懲罰部屋に三日ほど放り込んでおきなさい」 「はい」 「ふざけんなよ!! 離せ! クソがッ」 吠えながらあっくんは引きずられていき、食堂は静かになった。 生徒達は各々食事に戻った。 けれど親衛隊達は不穏な空気を感じていたし、俺を罠に嵌めた美少年たちはあっくんを巻き込んでしまったことを悔しがっていた。 あっくんの事が好きだから、俺に意地悪したんだって。 回りくどいよね。 すごく厄介なことに、なぜか俺は生徒会のメンバーに気に入られて、翌日から問答無用で特等席でランチを一緒にすることになってしまったのだった。

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