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あっくんの告白3[side高城]

[side高城] 寝たふりしたままキヨを抱きしめていたら、安らかな寝息が聞こえてきた。 「寝ちまったのか」 なんつーか、無防備すぎるだろ。 俺は眠るキヨの顔を見つめた。 幼い顔をしてる。 なのに時々、キヨは俺を守る親みたいな顔をするんだ。 そんなキヨに俺は甘えたくなっちまう。 「………息子みたいに、か」 正直わけがわかんねぇ。 同い年だし、体だって俺の方がでかいのに。 こいつ、母性が強すぎんのか? でも嫌われたわけじゃない。 これからちゃんと男として意識させてやる。 「……し」 なんだ? 寝言か。 「……清」 きよし? 確かキヨにキスした生徒会長の名前、大徳寺清っつったよな。 「なんで、あいつの名前」 「清っ……お願い、行かせて……清を……っ」 キヨは聞いてるこっちの胸が苦しくなるくらい切ない声であいつの名前を呼んだ。 「だめだ……あんなやつ呼ぶなよ。わたすもんか。キヨは俺のだ……」 俺はキヨの細い体を強く強く抱きしめた。 好きだ。 俺はこいつが好きなんだ。 誰にも渡したくない。 俺はもう一度、眠るキヨにキスをした。

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