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蓮と御門が番になってから、しばらく経ったとある日のひとコマ

葵、結糸、そして蓮と御門は、四人で夕食を共にした。  蓮「ごちそうさま。……さて、じゃあ僕らはもう部屋に戻るよ」  葵「ああ、また明日な」  結糸「おやすみなさい」  御門「おう、おやすみ! あんまり夜更かしすんなよ、二人とも」  葵「大きなお世話だ」  御門「ははっ、じゃあな」      さっさとダイニングを出て行く蓮を笑顔で追いかけて行く御門。 葵と結糸は、顔を見合わせてちょっと笑った。    【葵の部屋にて】    結糸「ねぇ、俺思ったんだけどさ」(ベッドの上で寝っ転がっている)  葵「ん? どうしたんだ?」(着替えをしながら振り返る)  結糸「あの二人って、一体どういう力関係なんだろう……って、たまに気になるんだよね」  葵「力関係、ねぇ……。俺たちの前じゃ、昔と対して変わらない雰囲気だよな。兄さんは相変わらずツンとしてるし、御門は暑苦しいくらいデレデレしてるし」  結糸「二人きりになったら、蓮さまも御門さんに甘えたりするのかなぁ?」  葵「兄さんが……甘える……? あいつに?」(顔が引きつる)  結糸「? どうしたの?」  葵「いや……兄さんが、あの気高い兄さんが、御門に甘えてる姿なんて想像したこともなかったからな……」(震え声)  結糸「そっかぁ(なんで震えてるんだろう)」  葵「おおかた、二人きりの時も兄さんが御門を尻に敷いて、高飛車な女王様みたいに振舞っているんだと思っていたし……」  結糸「(すでにしっかり想像してたのか……)あ、あははは、確かにそんなイメージだよね」  葵「でも、そうだよな……ひょっとしたら結糸みたいに……ヒートの時とか結糸みたいに、あられもなく……うぐっ……」(苦しげに胸を抑える)  結糸「(なんか俺の名前出てきた)……あ、葵さま!? しっかりしてよ!」  葵「ああ……だめだ、なんかよく分からない気分になってきた……。御門のやつ……今度会ったら覚えてろよ」(ギリィ)  結糸「な、仲のいい兄弟ってのも大変だね(やばい、地雷を踏み抜いたのかもしれない……)」    おしまい♡

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