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第61話
「ああ、陽向、可愛いなあ・・・まだちゃんと触ってないのに、陽向のここ、真っ赤になって張りつめてる」
「や・・・ん・・・意地悪しないで・・・あああ・・・」
「意地悪って?」
「分かってる癖に・・・」
「だけど、もうこんなにビショビショだよ?」
からかうように、淫液が伝って濡れそぼっている下生えをいじり、
「もっと強い刺激が欲しいの?だけど、だいじょうぶかなあ」
と言いながら、すうっと裏筋を下から上へ撫で上げた。
「ひゃあん!・・・あんんん・・・」
ざあっと駆け抜けた快感に、全身がビクビクと反応する。
「ほら、大変なことになってるよ?」
今度は指の腹で鈴口の周りをくるりと撫でる。今新たに吹き出したものでそこは更に滑っている。
「うう・・・も・・・もっと・・・」
「ん?なあに?」
妖艶に微笑む征治さんは綺麗だけど意地悪だ。
「もっと、して・・・」
「どうして欲しいの?」
「・・・」
「どうしたの?腰をモジモジ揺らしちゃって、可愛いなあ」
「僕のを・・・握って・・・お願い」
よくできましたと言うように、手を伸ばして僕の頬を撫でた征治さんは、その大きな手で僕の屹立を握った。
「はああ・・・ああっ!んん!」
ほんの少し征治さんの指が動くだけで、快感が押し寄せる。だけど、あんまり焦らされ過ぎて・・・もう・・・
「は、うう、もう・・・もう達イっちゃいそう・・・うううう」
「このまま達く?」
「だ、だけど・・・まだ、だって、あっあっ、駄目ぇ・・・」
「ふふ、もうパンパンで辛そう。陽向、このまま一度、達きなよ」
そう言うと征治さんが僕を包んだ手をスライドさせ始めた。
「や、征治さん、あ、あ、ほんとにもう達っちゃうから・・・ああ・・」
「いいよ、見ててあげる。気持ちよくなりな」
そう言うと、親指で裏筋の一番敏感なところをくりくりと刺激し始めた。
「ひゃ、うう・・・あ、あ、あああ・・・っ!」
あとはもう僕の弱点を知り尽くしている征治さんの手に一気に絶頂まで追い立てられ、びゅくびゅくと白濁を吐き散らした。
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