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第65話

僕だって征治さんとのセックスは好きだ。二人で一つに溶け合う幸せ。征治さんに求められるのは嬉しいし、なにより、征治さんはもの凄く優しく僕を抱いてくれて、愛されてるって全身で感じられるから。 だけど、征治さんの事を可愛いなんて思っていられたのは、束の間だった。 またすぐに獣神に変化へんげした征治さんに、正に貪られるように求められた。 息を乱す僕に「大丈夫?」と気遣いながら、繋がったまま僕を抱き起す。 フラフラになっている僕を支えながらくるりと向きを変え、征治さんはベッドのヘッドガードにもたれるように座り、僕はその上に膝を折ってまたがるような形にさせられた。 「俺の肩に手を載せて、ゆっくり下まで腰を下ろして」 両手で僕の腰を支えてくれながら言う。 「え・・・でも・・・もうなんか奥に当たって・・・」 両腿で自分の体重を支えながらフルフルと首を横に振る。 「うん・・・奥に当たってるね・・・痛い?」 それも違うのでまた首をフルフルと振る。 征治さんが下から腰を優しく突き上げたり、ねじ込む様に回したリしながら、奥の突き当りを繰り返しツンツンと突いて来る。 「ああん・・・あん・・・そこは、あっ・・・あん」 何も考えられなくなるような刺激に、両腿で体を支えているのが辛くなってくる。 あとほんの少し体が沈むだけだと分かっているけど、もう奥に当たっているのだから、少し怖い。 「陽向、いい?ゆっくりそのまま腰を下ろしてごらん?そう、脚の力抜いてね・・・」 腰を両手で支えられながら、言われるままに腿の力を抜くと自分の体重で自然と体は落ちてゆく。 「はああん・・・征治さん・・・なんか怖い・・・奥が・・・奥が・・・」 「痛い?どんな感じ?」 「あああ・・・い、行き止まりのドアを押し開けて・・・征治さんのが・・・入って・・・ひゃあああ・・・はあああん」 「辛い?」 「ううん・・・はああ、でも・・・ああああ・・・なに、これ・・・ああああああ・・・もうだめぇ・・・」 力が抜け、自分の体を支えることもできなくなり、ぐにゃりと崩れそうになる僕を、征治さんが抱きとめてくれる。 「ああああああ・・・」

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