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※第24話
ぱたぱたと涙がたれ落ちる。
この涙は久我のものだろうか。
「分かりました……」
「恋人は脅されてなるものじゃないだろう」
大切に思うことができて初めてそれが恋人なのだと思う。恋人にしたいと思う相手を脅して意のままにしたいという相手とは、うまくやれそうにはない。
「でも、田中君の身体は、もうここにおちんちんいれて欲しくてたまらなくなっているでしょ。だから、僕の代わりをしてくれる人を呼ばないとね。田中君はもうおちんちんなくちゃいられない身体になっているんだから……」
「!!そんなもの要らない……」
「恋人にはならない。でも身体には必要でしょ」
訳の分からない理屈に俺は逃げようとするが、押さえつける力は強くて振り解けない。
「意地はらないでいいよ。一日かけて開発したんだからね。ほら欲しくて仕方がないって、こっちはヒクヒクしてるじゃない」
指が俺の尻の隙間を割って、ひくついて熱をもつ穴をゆるゆるとなぞる。
じんじんと奥が熱くなっていき、力が抜けていってしまい、中に入ってきた指をきゅっと飲み込み締め付ける。
細すぎて物足りなくて、さっき出された棒に思わず視線を向けてしまう。
「ほら、えっちな顔をしてる、バイブほしいの?中が寂しい?」
くぽくぽと指を抜き差しして、奥歯を噛み締める俺に問いかける。
前からはダラダラと先走りがこぼれて、奥の疼きに腰をあげる。
「じゃあいれてあげるから、おちんちんのバイブ濡らしてよ」
久我は優しく囁き、俺の口の中に棒を押し込みしゃぶらせる。
コンコンと音が響く。
「久我様、参りました」
声が響いて3人くらいの人影が見える。
「ほら、人がきたよ。やらしい田中君の姿ガン見されてるよ」
囁きながら彼らに向き直ると、久我は俺の脚を開かせる。
「この子は我儘でね、僕の専用にしたかったのに、僕だけじゃ足りないって言うんだよ。だから、満足させてあげて」
久我は俺の唇から、バイブを引き抜くとゆっくり中へと押し込む。
「彪吾、まずお前の大きいの咥えさせてあげて。おしゃぶりは練習させたいからね」
身長の高い男は俺の前にくると、萎えているペニスを口に押し付ける。
「口を開け、この……淫乱……め」
顎を抑え込まれむぐっと肉を押し込まれると、股間に頭を押し付けられる。
腰を回すたびに口の中で肉が膨らみを増して苦しくなる。
わからない。
恋人にしたいくらい大事なやつを酷い目にあわせたいのか。
大事ではないのに、なぜ、恋人にしたいのか。
言っていることもやっていることも、支離滅裂だ。
俺には久我が何を考えているか理解出来なかった。
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