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三人の被服代や食事代もそうだけど…… ミルクはお洒落にお金をつぎ込むし、アオは優雅に毎日喫茶店通いしているみたいだし、茶々丸はミルクに付き添いながら外食を楽しんでるようだし…… ……まぁ、でも 必要なものを買うからと言われて、お金渡しちゃってた僕もいけないんだけど…… 「…………」 バイト時間増やそうかと、店仕舞の時に来た社長に相談したら…… 『……ごめんねぇ、うちもそこまで売り上げがある訳じゃないから……』 ってさり気なく断られちゃったし…… 古くからの常連さんだけで持っている店だから、やっぱり難しいよね…… ……困ったな……どうしよう…… 「あ、あの……」 夕食が終わり食器を片すと、部屋で寛ぐ三人に声を掛けた 「……そ、相談が……あります」 テーブルの前に正座をし恐る恐る言うと、片肘を立てて横になっていた茶々丸が体を起こす それにつられる様に、ミルクとアオも渋々といった様子でテーブルについた 「……えっと……三人とも、お金を使いすぎてます……」 ドキドキしながら一息で言ってしまう 三人の視線が一斉に集まると、緊張して視線が落ち着かない 胸を押さえながら再び口を開く 「今月はもう赤字で………こ、このままだと、四人で生活できなくなっちゃいます……」 「……ん?」 僕の言葉に、茶々丸が反応する 見れば、ミルクとアオもピンときていない様子だった ……あれ、もしかして お金の意味とか大切さとかがよく解ってない……? ……え、えーっと……そこから話さないといけないパターン……? それって、理解して貰うまで大変そう…… 純粋な目を向けてくる三人に、苦笑いを返す 「……あ、あの……生活できないっていうのは、ここから追い出されてしまうって事で……」 「えー!」 ミルクが獣耳を垂れ、心外だと言わんばかりの顔をし、不満げな声を上げる と、アオが腕組みをし、獣耳をピンと立てて僕をじっと見据えた 「……つまり貴様は、このオレ様達を段ボールにでも詰めて捨てるという事だな?」 ……え…… 瞬間、この三人が捨て猫だった事を思い出す

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