20 / 49

Ⅳ 風呂はジェットコースター②

ウギャアァーッ! 固いっ、固いの当たってるッ 俺のお尻に当たってる! 「なんで、お前の固いんだァァーッ!」 「イクミに欲情してるから♪」 にっこり 笑顔の裏に、狼の牙を隠してる。 「ナァァーッ、お風呂で欲情するなァッ!」 「でも、イクミだって勃ってる」 「これはっ」 これは……これは……これは…… 「俺に欲情した?」 「ちがーう」 「じゃ、俺♪」 「ちゃうわーッ」 ヘンゼルでもないわ! ……って、顔。 近くないか? つか、近すぎだろ。ヘンゼル 真正面にヘンゼルの顔が~ にまにま満面の笑みすぎる顔が迫る。 緩みすぎだ。顔の筋トレしろ。 その距離およそ、1.5cm 距離感ゼロだ。 なぜ、こんなに近い。 俺達の距離は…… 「心の距離を表してみたぞ」 あほかっ! ワー、鼻の頭をなめるんじゃないッ。ペロッて。 なぜ、お前は俺のこんなに近くにいる? ……ヘンゼルっ、俺の膝に乗ってるじゃないかー★ 正確には、ヘンゼルが風呂の床に膝立ちして、俺の膝に乗っかってるような姿勢になっている。 膝の上にヘンゼルがいる★ 「ワァァーッ!」 本物のお風呂の椅子だったら、危なかった。 のけ反った拍子に、椅子ひっくり返して、後頭部を思いっきり強打していた。 バランスを崩して倒れそうになった俺は…… 「おっと」 背中のグレーテルの胸に抱き止められる。 「もっと俺に甘えていいんだよ、イクミ」 チュッ うなじに口づけを落とす。 「あ~、グレーテルだけずるい。俺も~」 チュッ 負けじとヘンゼルが、鎖骨にキスの花びらを付けた。 「お前達ッ!」 「どうした?イク」 「なに?イクミ」 「………………」 パクパク、パクパクパク アアァーッ、言いたい事が山程ある。 山程ありすぎて、なにから話せばいいのか。言葉が出てこない。 お口が金魚だ。 パクパクパク~ 「ヘンゼル、イクミがなにか言いたそうなんだけど?」 「俺達に、なにかを訴えている」 「こんなに口を開けて……」 「挿れて欲しいんだ!」 ちょっと待てーッ 「俺から挿れていい?」 ダメだーッ! 「ダメだよ、ヘンゼル」 グレーテル、よくぞヘンゼルを止めてくれた。 「俺だって挿れたいんだから」 そっちかーッ 欲情に、とり憑かれた色情魔どもめ。 ………あ。 『浴場』だけに『欲情』に、とり憑かれたんだ★ ……って、んな事どうでもええわっ。 「じゃあ、グレーテル。ここは平等に、二人一緒に挿れようか」 「そうだな。そうしよう」 そうしよう。……じゃないッ 勝手に決めるな! お前達、自分のアソコをもう一度よく見ろ。 お前達のソレは、平均以上なんだ。 しかも欲で膨らんで、大きくなっている。 そんな巨大化したモノが2本いっぺんに、口の中に入る訳ない!! プルプルプル 首を振る。 プルプルプル 俺の顎が外れてしまう。 「じゃあ、いくぞ」 必死に首を振る俺の抵抗も儚く、顔は横向きで、背後のグレーテルに体を固定される。 前のヘンゼルが体勢を整える。 無茶だ…… あんなブルンブルン! 反り返ってドクドクしている凶悪な幹…… 2本同時に挿れたら、俺の顎、絶対外れる。 「一番大きな口を開けて」 「怖くないぞ」 怖いものは、怖い。 「動くなよ」 動きたくても、背後から俺を抱える屈強な腕の鎖が外れない。 「せーの!」 うわァァッ!やめてくれェェェー! ………………あ、れ? 俺の口の中……二つのぬめった、ヌチヌチがある。 ヘンゼルの舌と、グレーテルの舌……だ★

ともだちにシェアしよう!