22 / 49

Ⅳ 風呂はジェットコースター④

大体、そもそも。 お前達!! 「なんで露出しているっ」 「皮が剥けてるから」 そうじゃないわっ、グレーテル 「タオル巻けーっ、タオル!」 「風呂場じゃタオル巻いちゃいけないんだぞ、イク」 ちゃうわっ タオルを湯船に浸けてはいけないんだ。 洗い場で、腰にタオルを巻くのはマナーだ。 「イクミに生で当てたいから」 本音が出たな、グレーテル 「イクだって、はみ出してるぞ」 「わっ」 タオルの間から、反り返ったムスコが見えてるぅ~★ 「フル勃起だな、イク」 「フル勃起だな、イクミ」 二人して繰り返さんでええわっ 「見栄剥きしてやろう!」 「はい、ニュポン★」 余計なお世話だ。 二人で皮を下ろすなーッ 「こんにちは、イク」 「こんにちは、イクミ」 挨拶もするな! 大体、そもそも。 ヘンゼル! 「近い」 「近づかないと洗えないだろ」 「近づきすぎだ」 俺達の距離1.5cm 距離感ゼロ 「近すぎて洗えないだろ」 「こうやって洗うんだぞ」 アはぅー 「ヘンゼルのっ」 「乳首で乳首を洗おうな」 いつの間にか泡々にされた胸元の小さな胸の実を、ヘンゼルが胸の尖りでクニクニしてくるぅ~ ………変な気分 柔らかいのが泡とこすれて、微妙な摩擦がもどかしい。 クニ プニ 「ファうン」 「イクの乳首、ぷっくり膨らんできた」 少し赤く色づいた実。キュンっと摘まんだ胸の先を、爪で小さく引っ掻いた。 「フヤァんッ」 ひとりでに腰が動く。 お尻の割れ目に添えられたグレーテルの剛直を行き来してしまう。 「……アっ。イクミ、気持ちいい」 熱っぽい吐息が、うなじを撫でる。 「もっと動いて、イクミ。それとも俺が動こうか?」 グレーテルの膝の上。背中から腕がぎゅっと、腰を掴んだ。より密着したアレがリアルだ。 熱くて固くて、ドクドク欲望が脈打って。 お尻の穴をクニュクニュするぅ~ 雄を主張してくる。 「アフゥっ」 左胸の突起を、ピンっと爪が弾く。 「こっちも集中しろよ、イク」 拗ねた口調のヘンゼルが泡と一緒に、胸の実を潰してこねる。 「ヒっ、ハゥ」 ヘンゼルの右手の指が、俺の左胸の突起を撫でて、摘まむ。こねて、こね回して潰した実を、撫でて引っ掻く。 右胸の実は、泡の中でヘンゼルの左胸のの乳首と戯れている。 お尻でグレーテルの昂りが、割れ目に添って前後に動いてる。 「イクミが動いてるんだよ」 耳元に吹き込んだ熱い吐息が教えてくれた。 俺が、そんなっ 「腰振って……淫乱だな」 ちがうって首を振ろうとした喉を、指の腹がつっと這う。 「白くて綺麗な肌だな」 「お兄様にナイショで、ここにも俺達の印付けよっか」 ダメだ。 付けたら赤い痕が見えてしまう。 ナイショにならない。 「ほーら、動くなよ。イク」 「気持ちいいな、イクミ」 背後からグレーテルの手が脇腹を撫でて、くすぐったいのと、くすぐったい以上の……奥に隠れた快感に触れらて、ゾクリと背筋が粟立った。 「次はどこを洗おうか……ヒャアァーッ!」 「手と唇、どっちで洗ってほしい?……ヒャウァーッ!」 なんだっ、なんだっ ヘンゼルの体が跳ね上がって、飛び退いた。 グレーテルが俺を膝に乗せたまま、脚をジタバタしている。 ピチャンっ 頬に跳んだ水飛沫(みずしぶき) 冷水だ……… カラン、カラン……カラーンッ 背後で…… 床に落ちた湯桶の(こだま)が反響した。 「掛け湯はちゃんとしないとねぇ」 お兄様ァァァーッ!!

ともだちにシェアしよう!