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Ⅳ 風呂はジェットコースター④
大体、そもそも。
お前達!!
「なんで露出しているっ」
「皮が剥けてるから」
そうじゃないわっ、グレーテル
「タオル巻けーっ、タオル!」
「風呂場じゃタオル巻いちゃいけないんだぞ、イク」
ちゃうわっ
タオルを湯船に浸けてはいけないんだ。
洗い場で、腰にタオルを巻くのはマナーだ。
「イクミに生で当てたいから」
本音が出たな、グレーテル
「イクだって、はみ出してるぞ」
「わっ」
タオルの間から、反り返ったムスコが見えてるぅ~★
「フル勃起だな、イク」
「フル勃起だな、イクミ」
二人して繰り返さんでええわっ
「見栄剥きしてやろう!」
「はい、ニュポン★」
余計なお世話だ。
二人で皮を下ろすなーッ
「こんにちは、イク」
「こんにちは、イクミ」
挨拶もするな!
大体、そもそも。
ヘンゼル!
「近い」
「近づかないと洗えないだろ」
「近づきすぎだ」
俺達の距離1.5cm
距離感ゼロ
「近すぎて洗えないだろ」
「こうやって洗うんだぞ」
アはぅー
「ヘンゼルのっ」
「乳首で乳首を洗おうな」
いつの間にか泡々にされた胸元の小さな胸の実を、ヘンゼルが胸の尖りでクニクニしてくるぅ~
………変な気分
柔らかいのが泡とこすれて、微妙な摩擦がもどかしい。
クニ
プニ
「ファうン」
「イクの乳首、ぷっくり膨らんできた」
少し赤く色づいた実。キュンっと摘まんだ胸の先を、爪で小さく引っ掻いた。
「フヤァんッ」
ひとりでに腰が動く。
お尻の割れ目に添えられたグレーテルの剛直を行き来してしまう。
「……アっ。イクミ、気持ちいい」
熱っぽい吐息が、うなじを撫でる。
「もっと動いて、イクミ。それとも俺が動こうか?」
グレーテルの膝の上。背中から腕がぎゅっと、腰を掴んだ。より密着したアレがリアルだ。
熱くて固くて、ドクドク欲望が脈打って。
お尻の穴をクニュクニュするぅ~
雄を主張してくる。
「アフゥっ」
左胸の突起を、ピンっと爪が弾く。
「こっちも集中しろよ、イク」
拗ねた口調のヘンゼルが泡と一緒に、胸の実を潰してこねる。
「ヒっ、ハゥ」
ヘンゼルの右手の指が、俺の左胸の突起を撫でて、摘まむ。こねて、こね回して潰した実を、撫でて引っ掻く。
右胸の実は、泡の中でヘンゼルの左胸のの乳首と戯れている。
お尻でグレーテルの昂りが、割れ目に添って前後に動いてる。
「イクミが動いてるんだよ」
耳元に吹き込んだ熱い吐息が教えてくれた。
俺が、そんなっ
「腰振って……淫乱だな」
ちがうって首を振ろうとした喉を、指の腹がつっと這う。
「白くて綺麗な肌だな」
「お兄様にナイショで、ここにも俺達の印付けよっか」
ダメだ。
付けたら赤い痕が見えてしまう。
ナイショにならない。
「ほーら、動くなよ。イク」
「気持ちいいな、イクミ」
背後からグレーテルの手が脇腹を撫でて、くすぐったいのと、くすぐったい以上の……奥に隠れた快感に触れらて、ゾクリと背筋が粟立った。
「次はどこを洗おうか……ヒャアァーッ!」
「手と唇、どっちで洗ってほしい?……ヒャウァーッ!」
なんだっ、なんだっ
ヘンゼルの体が跳ね上がって、飛び退いた。
グレーテルが俺を膝に乗せたまま、脚をジタバタしている。
ピチャンっ
頬に跳んだ水飛沫
冷水だ………
カラン、カラン……カラーンッ
背後で……
床に落ちた湯桶の谺 が反響した。
「掛け湯はちゃんとしないとねぇ」
お兄様ァァァーッ!!
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