11 / 15
✲ちゃんと言わないと分からないよ?③
✳︎エロ度、高めです。背後注意!
✳︎直接的な表現が多いです
キスをされたまま移動して、気がついた時にはベッドに横になっていた。
バスローブの紐を解いて前を開かれると、興奮し始めているペニスはもう芯を持って勃ち上がっていた。
「キスだけでこんなになるなんて、何を期待してるの?」
ペニスの先端を指で弾かれる。
「やっ……あぁん………」
「あまり大きな声出すと隣のあの子達にも聞こえるかもよ?」
囁くように言うと、明さんは耳たぶをペロリと舐める。
キスだけで全身が性感帯になってしまったのか、どこを触られても感じてしまう。
「…んんっ……」
声を我慢しようとしても無理なのは分かっている。だから自分の手で自分の口を塞ぐ。
「俺は拓海の可愛い声が聞きたい」
今度は口を塞いでいる手を舐め始める。
手の甲から指を舐められ、指の股を舌先でチロチロとされるとまたペニスが1段階大きくなるのを感じる。
「ん………あっ……」
口を塞ぐ手が1つに減って、声が漏れてしまう。
僕の声を聞いて明さんが満足気に微笑むのを下から見上げる。
手が解放されると、明さんは視線を僕の下半身に向ける。
「さっきココを触られるの嫌だって言ってたね」
いつもなら握り込まれ上下に擦られるのに、明さんはソコに息を吹きかけることしかしなかった。
物足りなさに腰が揺れてしまう。
「どうして欲しいか言ってごらん? 言えば何でもするよ?」
恥ずかしくてそんなことは言えない。
首を横に振ることしか出来なかった。
「そう? じゃあこのまま眺めてようかな」
さっき『抱きたい』と言った人の言葉とは思えない。
それならば自分で触ろうと手を動かそうとしたら、明さんに両手首を握られ顔の横に縫い止められる。
「誰が自分で触っていいって言った? オナニーショーはまた今度してもらうから。今日は自分で触るのは禁止にしよう。……そんな顔してもダメだよ」
多分、助けを求めているような顔をしていると思う。
明さんの性格上、おそらく自分が何も言わなかったら、手足はどこにも触れないように拘束されて朝まで放置されることになるだろう。
「明さん、お願いだから触って?」
「どこをどんな風に?」
恥ずかしくて仕方ないのに頑張って言った言葉もまた質問で返されてしまう。
「ぺ、ペニスを握って、上下に擦って」
恥ずかしさに涙が浮かぶ。
「よく出来ました」
ともだちにシェアしよう!