「やぁん、だめ‼」 ぺろっと手の中の蜜を舐め、恍惚の眼差しを浮かべる有馬さん。 「真尋のは全部俺のだろ？」 そう言うと、彼は、僕の股間に顔を埋めて、なんら躊躇することなく、僕のを口にすると上下に軽く扱き始めた。 「汚いから、らめ」 一度達した体は敏感で、性器をじかに刺激され、また、快楽の火が燻り始めた。呂律も回らない。 恥ずかしくて脚を閉じようとするも、彼はそれを許してはくれず。 「いやぁ・・・」 限界まで開脚され、巧みな口淫に、僕の体はどんどん昂ぶっていった。自分が自分でなくなりそうで怖くて、彼のがっしりとした肩を押しやろうとしたけどビクともしなかった。逆に、追い詰められていった。 「有馬さん、もう、いやだ‼許して‼」 声が枯れるまで許しを請うも、彼はそれを認めてはくれなかった。 茎にたっぷりと唾液を絡ませ、先走りの液をずるずるとわざと音を立て強く啜り上げてきた。 「ぁあーーん‼」 凄まじい快感に四肢が戦慄き、咽び泣いた。トロっ～と、生温かなものが彼の口の中を満たしていく感覚に、ぞっとした。僕は、彼が好きじゃない――今更のようにそれに気づき、同時に、先輩の顔が浮かんできた。 （なんで、先輩・・・なの・・・？） 混乱する僕に、有馬さんの動きが一瞬だけ止まった。 「ちょっと待っ・・・やぁ・・・ぁ、痛い‼」 裏筋や、窪みをズルズルと強くしごかれ、歯をあてられ、あまりの痛さに顔をしかめ、悲鳴を上げた。