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Ⅰ 愛の巣で朝食を⑭
なにが7色だ。
なにが虹色だーっ。
7色全てがハルオミさん目覚ましを止める正解だって!?
正解を捏造するあなたの腹の中は……
「真っ黒だァァーッ!!」
「……分かったよ」
藍の溶けた瞳を伏せる。
指先に挟まれた袋を……
ビリリッ
咥えた唇が破る。
………うっ、無駄にカッコいい。
「黒を所望だね」
「ちがーうッ!!」
ゴムの色じゃなくって♠
「黒いのは、あなたの腹の中ァァァー!!」
「ハルオミ★スペシャル《黒の章》!別名・アルティメット ボマー!!」
「俺の話を聞けーッ」
「君の体に刻むがいい」
「だからっ、俺の話ッ……ワァ」
重みが体にのし掛かる。
ハルオミさんに組み敷かれてるーッ
「究極の爆撃機による、白と黒の洗礼!!」
「言い方、やらしいわーッ!」
「白いプロミネンスの大洪水だよ!!」
「大洪水起こすの、俺だろうがーッ!」
ウギャァァーッ♠
当たってる。
ハルオミさんのアルティメット ボマーが当たってるーっ
いつの間にッ
ハルオミさんは装着したんだ。
「黒い爆撃機が、俺の股の間にィィーッ」
ヒィィィー!
まさに弾丸
アルティメットの神業だーッ
ベッドの上で横抱きにされた俺に、逃げ場はない。
爆撃されてしまうッ
「……果てるんだよ」
熱い吐息が耳朶を舐めた。
「私の中で……じゃないね。私を中に挿れて……噴射の準備はOKかな?」
ふふふ、噴射ー?
「白い爆炎を天高く噴き上げてみようか!」
「ダメェェェーッ!」
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