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Ⅰ 愛の巣で朝食を⑮

アフぅウ~っ 俺の体が、ハルオミさんに縫いつけられている! 背中に厚い胸板があって、鼓動がドクンドクン、裏側から俺の左胸を穿(うが)つ。 鼓動が熱い。 ……もしかして、ハルオミさん。緊張してる? 肌が少し汗ばんでいる。 すごく余裕に見えるのに。 「君が腕の中にいるのに、緊張しない訳がない」 ふわり…… 唇が髪に止まる。 「いつまでたっても初夜の気分だよ」 クスリと、耳元の吐息が微笑んだ。 「緊張と興奮で、胸が破れてしまいそうだ」 そんな事、言われたら…… 俺だって。 鼓動が早鐘を打つ。 ハルオミさんの体温が熱くて、俺の体も熱くなる。 ハルオミさんの上に仰向けになって、握った両手 右手も、左手の掌も、じわりと汗が滲んでいる。 俺も………興奮している。 ハルオミさんとの夜……うぅん、もう朝になってしまったけど。 ハルオミさんとの時間はいつだって新鮮で、いつも俺はドキドキさせられっ放しで。 今だって、絶対ハルオミさんより、俺の方がドキドキしてるよ。 ハルオミさん……ズルい。 「ズルいのは、君だよ」 ちゅぷり……と、耳たぶを()まれた。 「君が私を振り回すんだ。片時も離れたくないとさえ、思うほどに……」 君を求めている。 「俺も………」 首筋にうずめる蒼い眼差しを感じている。 俺だって! 「ハルオミさんが大好き」 「私を愛してくれるかい?」 「愛してる。今も愛してるし、これからもずっと愛したい」 「ありがとう……ナツキ」 汗ばんだ喉にチュッと口づけられた場所に、赤い花びらが散った。 チリリと走った熱さに喉がのけ反る。 「私を思って、君から求めてくれるかい?」 俺の下で、ハルオミさんが体をずらした。 腰に当たっていたハルオミさんの固い剛直が下りてきて…… 俺の中に、ハルオミさんが入るんだ……… 「………………えっ」 ハルオミさんが、中にいない。 固い熱脈は感じる。 あんなデカいのが入って、分からない訳ないじゃないか! なのに、俺の中にハルオミさんがいないんだ。 ハルオミさん、どこだ? 「ハヒァァアアーッ!!」 ハルオミさんがっ、股にっ 「ヒゥうン……ハヒィっ!」 俺のお股で抜き差ししてる。 「らめっ」 身をよじろうにも、背中からがっしりハルオミさんに抱きしめられている。 ハルオミさんの上に縫いつけられた体が動かない。 脚が閉じられたままだ。 後ろから、ハルオミさんに脚を絡められて開けない。 股間がギュウっと閉ざされて、間を行き来するハルオミさんを感じすぎてしまう。 「らめらからァァー!」 お尻の割れ目をこすって、大事な蕾を掠めた、いきり立つ怒張が突き上げてくる。 「当たるゥ~」 「金玉に当たるね」 「アっ、アっ」 「返事が聞こえないな?当たってないのかな?」 ズンっ 重厚な熱塊がソレを目掛けて突いてきて、腰が跳ね上がった。 「ハヒッ」 やらしい形に変貌した凶悪な暴君の一突きの重圧に、腰が痺れてまともな声が出ない。 「きんたま…あたったァ!……ヒィッ」 突き上げが速度を増す。 お尻が、股が、タマがぁ~ 熱くて、体中全部の体温がドクドクドク、反り返った昂りに流れ込む。 血流が溢れて、ビュクビュク、お汁が止まらない。 血管が浮き出たソレを、プルンプルン振る。 俺以上にくっきりと血管の浮き上がった猛々しい剛直が脚の付け根をこすって……ァアアーっ!俺を虐める。 「えいん~……えいん、気持ちイイっ!」 もっと、もっと、こすって! 「デカマラ、好きィー!」 快感の先走りで、股間も、脚の間の剛毛も透明な汁でベチョベチョだ。 ハルオミさんの大事な雄も濡らしてしまった。 段差のある立派なカリが、テカテカ濡れている。 「アゥん、固いよぅ」 「私はカナマラだからねぇ」 「俺のカナマラ~……えいん、こすってぇ~」 「これでいいかな?」 俺の下で腰がグラインドする。 お尻にこすれる陰毛さえ刺激だ。 「アフっ……淫棒…ウヒィィィー!!」 イイっ!ァアンっ、大好きなハルオミさんが、会陰虐める~っ! もっと!もっと! もっと強い快楽を求める体が、生理的な涙を流す。 ………………ハルオミさん。 どうして、俺の中に入ってきてくれないの? 快楽の熱に浮かされた体は、もう限界だ。 俺、ハルオミさんが………… 「究極の爆撃機(アルティメット ボマー)は投下地点を旋回中だ」 ハルオミ…さん? 「イキたければ、君から私を求めるんだよ」

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