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Ⅰ 愛の巣で朝食を 27

Feuer(フォイヤー)!! 「ハヒィィィイイイイ~~!!」 プロミネンスの断続噴射が止まらない。 絶頂の快感が駆け巡り、右脚の内腿がヒクヒク痙攣する。 ビュクビュク、ドクドク脈打つ股間の突起物が、生暖かい感触に包まれている。 俺のアソコ、ハルオミさんの口の中にいる。 どうしようっ 夫の口に、お粗相してしまった…… 「ご馳走さま」 チュウゥぅぅぅーッ 「ウヒィアァァァァー!!」 吸引されて、尿道のミルクが一気に全部吸い尽くされる。 気持ちいい…… 絶頂したのに、意識が真っ白に飛びそうだ。 玉袋をジュポン、ジュポン 吸った唇が、高速で舌を回転させて亀頭を舐め回す。 大きな手が竿を上下に(しご)きながら、舌先で鈴口をつついてくる。 「イッたからぁ~…もうイッたからぁ」 俺の口からは弱音しか出ない。 「フヒっ、アっアっァアア!アヒィ!出る、出る、お汁ぅ~ヒィィ!!」 出ないミルクが、ドクドクしてあふれ出す。 すっかり薄くなっただろう、体液の残りの一滴さえも口の中に吸引されて、おかしくなりそうだ。 噴き出した汗で、体がぐっしょり濡れて、カチカチの昂りが快感の悲鳴を上げる。 「ゆるしてぇ~……」 股間にうずめる頭にすがりつく。 引き剥がそうとしているのか、それとも咥えられているアレをもっと根元まで(いざな)っているのか、最早分からない。 本能で、股の間の頭を抱いている。 愛しくて仕方ない。 「もっと虐めて~……フヒっ」 チュパァァァーっ 最後の一滴まで余さず飲み干した口が、出ない鈴口を吸引する。 アウぅ~、クラクラ真っ白い地獄に堕ちていく。 快楽が吸い取られて、更なる強い快楽が押し寄せる。 こんなに気持ちいいのに、性衝動がまだ膨れ上がる。 アソコが溶けてしまいそう…… 「……ナツキ」 耳朶を()んだ熱い息に、それが俺の名前だってようやく気づいた。 「私と夫婦(めおと)になったからには、背徳の快楽をその体に刷り込むからね。覚悟するんだよ」 吐息が笑う。 「見られてイクのは、気持ち良かったかい?」 「ひっ」 そうだ……… そうだったー★ 寝室のドアには……… 「このドスケベ変態バカップルがァァッ!なんつーもの見せてくれるんだァァァーッ!!」 「ハラダ一等兵!」 存在感の薄い彼を、すっかり忘れていた★

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