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Ⅰ 愛の巣で朝食を 31

「このドスケベ変態バカップルがァァーッ!もう知らん!」 「ハラダ一等兵が逃亡したぞ」 「普通逃亡するでしょ、シキ夫人!」 ~~~♠ 俺は、内閣副総理大臣 シキ ハルオミの妻 ゆえに、その呼び方に間違いはない。 間違いはないが…… 間違いはなくとも…… 「シキ夫人って呼ぶなーッ!」 「ナツキはこっちに集中だよ」 「アヒィ~」 ハルオミさんが、えいん、こするー 「さおがいい、って言ったのにぃ~」 「ちゃんと私に集中しないと、ご褒美はあげないよ」 「ハゥん、お股も気持ちイイ~」 「大股開きから、脚を閉じようか。もっと気持ちよくなるよ。……そう、私を挟むんだよ」 「……ヒゥ、ハルオミさんがおっきいよぅ」 「君の股ぐらは、立派なマンコだ。挟まれているだけで、ちんこが成長してしまうよ」 「ハルオミさんが、デカちんになったー♪」 「私は元々、デカちんだよ♪」 「俺ー!!俺の存在!!」 「君の中でどこまで成長するか、試してみようか」 「ハルオミさんのデカちん、ムギュムギュしたーい」 「君の肉ひだに包まれたいよ」 「俺ー!!……完全に忘れ去られている」 「早くぅ、Achtung, Feuer(アハトゥング フォイヤー)!!…早くぅ」 「我慢できないのかい?……ナツキ」 「欲しいー。雄穴がヒクついて疼くぅー」 「やはり、私達は夫婦だね。私も、君の中の可憐で淫らな肉の花びらに包まれて、ムギュムギュされたいよ」 チュッ 「ギャー!挿入するとこなんて見たくないーッ!」 「私のデカちんをムギュっと愛してくれるかい?」 「デカマラ好きー。淫棒大好きー!!」 「帰るからな!俺、帰るからな!」 「さぁ、私の指が君の陰毛を引っ張ったよ。なんの合図か覚えているかな?」 「大股開きー」 「俺、帰る!……俺の存在、忘れられているから、帰ってもいいよな」 「……君、さっきから『存在』『存在』って主張しているけれど。 まさか自分の『存在理由(リーゾン デートル)』が、私の『raison d'etre(リーゾン デートル)』に勝るとでも考えているのかい?」 ギランッ 藍色の深い双眸が、深淵の極光を宿した。 「ハラダ一等兵、君の存在感は薄い!」 「人が気にしてる事、いちいち言わないでください!」 「しかし、それは仕方のない事だ」 「どうせ自分でも諦めてますよっ!」 「存在感のなさは、君のせいじゃない」 「……副総理?」 「私のせいだよ」 「副総理っ、あなたはっ」 俺は、一等兵 下から数えて2階級目 α-大日本防衛軍 一兵卒の、こんな俺なんかに。 日本の未来を導く副総理が! 「心を砕いてくださるのですかっ」 「当然じゃないか」 「副総理!俺は、あなたを誤解していたであります!申し訳なかったであります!」 「私は、この国の副総理だ。国民の存在感の薄さを、気にかける立場にあるよ」 「副総理!あなたは、なんといい人でありますかっ!」 「同室で、君の存在を忘れてしまうのは私に起因する」 サファイアの深淵が、ふわり……と。 笑んだ。 ………だって、そうだろう? 「私の圧倒的なデカマラの前に、君の存在など児戯に等しいよ!」 「ウギャアァァァーッ!!!」 副総理ーッ 人間としての俺の尊厳はっ? 人格は? 人権はァァァァー!!? 「俺の存在が、アレ以下なんてーッ♠」 副総理は鬼畜だアァァァーッ!!! ウワァァーン!!! 「ハラダ一等兵が逃亡したぞー」

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