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Ⅱ 瞳の蒼⑥
ハゥハゥハゥハゥっ
ハルオミさんの口が角度を変えて、俺をはむはむする。
いけないっ
このままじゃ、こんもりした中身が形を変えてしまう。
「だめっ」
熱い。
血流があふれてくる。
ヒァッ
布地の上から、チュウゥっと吸われて膝が震えた。
ガクンっと崩れそうになった体を、ハルオミさんに支えられている。
股間に吸いついたハルオミさんの頭、引き離さないと。
……引き剥がさないといけないのに。
脚を開いて仁王立ちの俺に跪くハルオミさん……
「ヤァンっ!」
チュウチュウ角度を何度も変えて、鳴かされているのは俺なのに。
足下に夫を跪かせて、まるで俺がハルオミさんを支配しているみたいだ。
支配されているのは、俺なのに。
倒錯的な嗜好に、頭が混乱する。
支配欲がムクリと脚の付け根で頭をもたげて、初めて知る快感に雄のビクビクが止まらない。
これはハルオミさんの罠だ。
「私にこういう事をして欲しいなら、白ブリーフをはいて、いい子にするんだよ」
チュパアァァ~ッ
はむはむする口が舌先で啄 み吸引する。
イイ!
もっともっと、吸われたい。
跪くハルオミさんの口が、俺の股にしゃぶりつく。
チュプチュプ、チュパ、チュプン!チュパっ
「ハヒ!ハヒヒ、フヒィ~っ!!」
首をこくこく、人形みたいに振る事しかできない。
「お返事が聞こえないね。ナツキは悪い子なのかな?」
「ヒィイァ~」
今度は首を横に振るけれど。
「おやおや、君は悪い子だったんだね」
ちがうの。
ソコは!
腰を振ってるから、上下に揺れるんだァ。
「君のココ、すごく頷いているね」
前のあわせから取り出された、昂りがニュポっと、白ブリーフからこんにちは……してる★
すっかり形を変えて反り返った肉棒が、ペチペチ腹を打つ。
アァン、腰が勝手に動くぅ~
俺、悪い子じゃないのにぃ。
気持ち良すぎて声が出ない。
ハルオミさんに伝えなくちゃ。俺はいい子。悪い子じゃないって。
夫婦は以心伝心。
ハルオミさん……分かってくれるよね。
俺はシルバーリベリオン!
声が出ずとも、この優秀な頭脳が策略を張り巡らせる。
夫婦の絆を信じる、渾身の策謀を見るがいい!
竹中 半兵衛 も、黒田 如水 も。
諸葛亮 孔明 でさえも、思いもつかないだろう……
フフフ……
俺の頭脳は今まさに、天才軍師を超える。
更に高みに昇るよ。
これこそ!歴史に名を馳せ、戦場を頭脳で支配した天才軍師ですら為し得なかった、究極の軍略だ!!
フハハハハーッ
両手は腰。
「前へならえ」の一番前の人のポーズだぞ。
プルン、プルプルプルルンっ
腰を横に振って、アソコを左右にプルプル揺らす。
「おやおや、可愛いおちんちんでお返事してくれているのかな?」
プルンプルンっ
今度は縦振り。
そうだよ、ハルオミさん。
「夫婦は以心伝心だ。君の皮被りおちんちんのお返事が分かってしまうよ」
プルンプルンっ
ハルオミさんなら、理解してくれると信じていたよ。俺達は日本一の夫婦だね。
「……それはどうだろう?」
どうして?なんで、そんな事を言うんだ。ハルオミさん?
プルルルんっ
横に振って否定する。
「私達は、ね……世界一の夫婦だよ」
そうか!
そうだったね!
プルンプルン、プルゥーン!!
俺達は世界一の夫婦だァァーッ♥
「世界一いい子の妻は、夫のために白ブリーフをはいてくれるかな?」
プルン、プルン、プルルンルンっ♪
もちろんだよ、ハルオミさん。
…………………………え。
ええぇええーッ★
勢いで縦に振っちゃったけど、違うんだーッ!
白ブリーフ、嫌ァァァーッ♠
プルプルプルプルルゥゥウーンッ!!
横振り、横振り。今のはなしーっ!!
「夫婦は以心伝心。分かってるよ」
……プル
ハルオミさん、気づいてくれた。
やっぱり、あなたは世界一の夫だよ。
「子犬の尻尾みたいにプルンプルン振って、白ブリーフがとっても嬉しいんだねー♪♪♪」
夫婦は以心伝心じゃないのかァァァーッ!!
プルプルプルプルルゥゥウ~ンッ♠
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