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Ⅱ 瞳の蒼⑦

「……いい子のご褒美だよ」 敏感な先っぽにヌメヌメ、生暖かい湿った感触が包む。 直接触れられている。 「ヒィん~」 ダメ。いつも包皮に守られている場所だから、優しくして。チュパチュパしないで~ 俺の亀頭、ハルオミさんの口の中で皮を剥かれてしまったソコは、性感が増している。 ァアアー、唾液が絡んで吸いついて、強すぎる快感が一気に追い詰める。 「イクぅ」 「早いね」 意地悪言わないで。 「ハルオミさんのと、ちがうから~」 刺激に慣れていないんだ。 「本当だね。私のと違って、可愛いピンク色をしている」 チュパチュパ、チュポーン! 「フヒィァアーっ」 「しゃぶりつきたくなるよ!」 ニュプニュプ、ニュパニュパ ハルオミさん、もうしゃぶりついてる。 鈴口、舌でクニクニひないでぇー チュパウゥー すぼめた口が筋の浮き出た竿を根元まで頬張って、吸引する。 「ウハァァー」 「ひもひいいかい?」 俺を食べたまま、喋らないで。 プルンプルン! ハルオミさんのお口の中で、アソコをいっぱい縦に振る。 気持ちいいよぅー! 腰振りが止まらない。 睫毛の下、薄く開いた俺の瞳を、深海の色に沈んだ藍色の眼差しが上目遣いに見上げている。 ドクンッ、ドクンッ 俺の前に跪いて、俺の股ぐらに顔をうずめて、俺の分身に吸いついている。ハルオミさんを見下ろしているのは俺なのに、ハルオミさんに見つめられていると……深海の底に引っ張られるような…… まるで、ハルオミさんに支配されているかの錯覚に陥る。 俺の全部が、ハルオミさんのものになったみたいだ。 ドクンッ、ドクンッ 心臓がサファイアの双玉に鷲掴まれる。 「君が欲しいよ」 「アヒィィー」 浮き出た血管に沿ってねっとり這う舌が、最早先走りだか唾液だか分からない透明な汁をペチョペチョ舐める。 ウヒっ ほとんど段差のない竿と亀頭の境目を、先を尖らせた舌が這って、昂りのビュクビュクが止まらない。 せっかく綺麗にしてくれたのに、また先っぽから透明な涎が垂れている。 舌を沿わせながら、上目遣いに扇情的なサファイアが見上げてくる。 心臓がバクバク悲鳴を上げる。 アフっ、前がドクドク脈打つ。後ろの蕾までヒクヒク疼く~ ねちねち、チュゥチュウ口で搾られながら、カチカチ肉棒の根元に垂れ下がる繊細なタマをコリコリされて気持ちいいっ ……なんで? 前のあわせを開いた手が不意に、パンパンになった昂りを布の中にしまってしまった。 快感が中途半端にくすぶっている。 もっと気持ちよくしてほしいのに…… ハルオミさんのお口の湿った暖かさが恋しい。 布の中じゃ、俺……寂しいよ。 ぎゅうっ トクンッ 跳ね上がる鼓動ごと、逞しい腕に抱きすくめられた。 「君が欲しいんだよ。君は……どうかな?」

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