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Ⅱ 瞳の蒼⑩
ブオオォォォゥーン!!
リビングの隅っこで、空気清浄機がものすごい勢いで稼働している。
「間一髪だったね。思い出して良かったよ」
うっ、うう、うぅぅ~
「ごめん、ハルオミさん」
迷惑かけてばっかだ。
「いいんだよ、夫婦なんだから」
ピッ
「脱臭 強」ボタンをハルオミさんが押した。
俺がイってしまったばっかりに~
ハラダ一等兵の存在、すっかり忘れてたー★
うっ、うう、うぅぅ~
空気清浄機が一生懸命、臭いを吸い取ってくれている……
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