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Ⅱ 瞳の蒼⑪
「ハラダ一等兵がいないうちに、着替えてしまおうか」
シュポーン
脚からパンツが抜き取られた。
うっ、うう、うぅぅ~
ソファーに仰向けに寝かされた体……
妙齢の俺が、ハルオミさんにパンツを脱がされている。
自分でできるから……って言ったのに。
こういう時のハルオミさんは、頑として譲らない。
腰ガクガクな俺を気遣っての事……だと信じたい。
……って、
おい、こら。
口許ニヤけてるぞ!
顔の筋トレしろ!
クッ、分かっていても、なんだかんだで雄の我が儘を許してしまうのが雌なんだ。
……俺、雌になってしまった。
お粗相したパンツを夫に脱がされる妻
ハルオミさんの雌になった俺は、甘んじて、ハルオミさん★プレイを受け入れるしかないのである。
しかし。
やっと俺にも幸運が巡ってきたぞ。
白ブリーフ脱げたー♪
さらば、白ブリーフ!
お帰り、ボクサーパンツ!
これで堂々と元の俺に戻る事ができる。
戦場の貴公子と呼ばれて畏れられたシルバーリベリオンは、ボクサーパンツが正しいのだ。
汚れた下半身を、ハルオミさんがウェットティッシュで拭ってくれている。
ちょっと恥ずかしいけれど、優しい夫だ。
「ヒゥっ」
「冷たかったかい?すまないね」
レロレロ、ピチュピチュ
隠れてしまった先端の皮を剥いて、生暖かい舌と口ですっぽり頬張って、飛沫を舐め取ってくれる。
ヤっ、また大きくなってしまうっ
脚の間にうずめるハルオミさんの頭を引き剥がそうとするけれど、ビクともしない。
吸いついた口が引き離されまいと、頑なに拒んでいる。
チュパァッ
「私はピンクが大好きなんだ」
俺の先端の色、イケボで囁かないでっ
雄としての経験ゼロの証明みたいで恥ずかしい。
「耳までピンクになったね。可愛いよ」
熱い吐息で撫でられただけで、脚の付け根の突起物かビュクンッと跳ね上がった。
もう半勃ちになっている。
「また汚してしまってはいけないね。これが最後の1枚だよ」
………いま、なんつった?
最後の1枚って、なに?
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