「ほら、また腰が揺れてるよ。ユキトがお気に入りなんだね」 ハルオミさんが意地悪する。あなたが胸の突起を引っ掻くから。 「ヤゥっ」 快感に従順な体が熱くなって、ドクドクする。 快楽の象徴がビュクビュクして、ユキトの湿った粘膜の中で、いびつでやらしい形に首をもたげ始めている。 「ハぅウ」 ハルオミさんに胸の実を潰されて、ユキトに唾液を昂りに絡められて、切ない喘ぎが漏れる。 ズンズンッ、腰を突き上げる動きを止められない。 「ハルオ…ミ……さん」 苦しくて気持ちよい悦楽の中で、愛しい人の名前を呼ぶけれど。 「君のちんこが出てこないね。膨らんだら、出したくなくなってしまったのかな」 懇願は届かない。 熱を帯びて、パンパンのアレ。ユキトの口に包まれている。 「君は、弟の口の中にお粗相したいらしいね」 首を振るけど、否定にならない。 腰が勝手に動いて、ユキトの口の中でもっともっとと快感をねだっている。 ジュブジュブ、ニュポニュポ 唾液まみれのアレが、ユキトの咥内を行き来している。 口で出し入れされて悦んでいる。 濡れた粘膜の音さえも、鼓膜を刺激する甘い悦楽だ。 ジュプジュプ、チュポチュポ 窄めた口が性器を追い詰めて虐める。 「イイー！」 腰が激しく振れてしまう。 ハルオミさんの前なのに。夫の前で、ほかの夫にアソコをすっぽり咥えられて身悶えている、俺は…… 「淫乱だよ」 言わないで。 はぅン…… 否定しなくちゃ。なのに、甘美な悦楽に彩られた溜め息が漏れてしまう。 夫に見られて腰を振るのが気持ちいい俺は、淫乱だ。 「大きくなったのに、ユキトの口から出さないなんて。性欲旺盛なワイセツ動物だね」 「ヤァン」 出したくても、出せない。 こんな中途半端な状態で放っておかれたら、熱が収まらない。 「手慰みすればいいじゃないか。右手が大好きなちんこだろ」 目尻に涙を浮かべて懇願する。 そんな姿見せたくない。 「……私に隠れてオナニーしているくせに」 ビクンッ 背筋が揺らいで、熱望がドクンと脈打った。透明なネバネバが先っぽから出てしまう。 「図星か」 「……いじわる」 「君が浮気者なんだよ」 右手を取られて、チュプン 人指し指をしゃぶられた。 「君の右手にも嫉妬するんだよ」