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Ⅲ Attention, please!④

『俺の事、忘れてたら拗ねますよ』 アキヒト! 「そんなこと……」 『ほんとかなぁ?統帥、すごく気持ちよさそう。俺がいるの忘れて、腰振ってたでしょ』 モニターの中で、琥珀の瞳が冷ややかに微笑んだ。 『俺だけ仲間外れですか』 「ちがう!」 『じゃあ、俺も……仲間に入れてくれますね?』 「なに言ってるんだ!俺は、ユキトとハルオミさんにっ」 「……無理矢理、だなんて。まさか思っていないよね」 「ヒゥっ」 摘まんだ乳首を赤い舌でつついて、濡れた口が卑猥な水音を奏でた。 「また腰を振って……君はこんなに悦んでいるのに」 でも、それはっ 「ナツキがまた酷い事を言う。散々、気持ちいいってよがってたクセに」 「元はと言えば」 ユキト! 「お前がっ」 俺のアソコ、咥えたりなんかするから。 「……『俺のせいだ』って言ってる目してる」 ………ユキト? 「もうナツキを食べてあげない」 ユキトが拗ねてしまった!! 俺の雄の象徴は無事、ユキトの口から取り出せたけれども…… こんな中途半端で…… カチカチ、なんだ。 イク寸前で放り出されたソレ。苦しいよぅ。 「ハァウん……ユキト~」 手持ちぶさたな手で、重く垂れ下がった玉袋をユキトがコリコリしてくる。 その中には、あともうちょっとで外に出る筈だったミルクが詰まってるんだ。 ユキトの意地悪で、外に出られない。 トピュ、トピュ、ドピュンッ!! 思いっきり腰振って、声上げて、いっぱい出したい。 ユキトがタマだけ弄る。 そこもイイけど。俺の欲しいのは直立した肉棒への直接の刺激だ。 「プルンプルンしたって、食べてあげないよ。ちゃんと先まで被せておいたら?」 「ヒャン、やめて。伸びちゃうー」 大きくなった淫棒の先端に、ユキトが皮を被せようとしてくる。 いやん、引っ張らないで。 伸びたら嫌だからぁ~ 「皮弄っても、プルンプルンするんだね」 「そうじゃない」 「嬉しそうに揺らして……被ったまま、金玉だけでもナツキならイケるんじゃない?」 「嫌ぁ~。できない」 「ナツキは嘘つきだから。ほんとは、できるんでしょ?」 ユキトがタマのコリコリをやめてくれない。 「きんたまじゃ無理なのー」 ハルオミさん、助けて。 ユキトが意地悪するんだ。 涙目でサファイアを追う。 「安心するんだよ」 「ハルオミさん、俺ね……」 「君の嫌がる事はしない」 ……それって、どういう? 「無理矢理だなんて思われては、心外だからね」 ……触ってくれないの? 「そうだよ。私は紳士だからね」 柔らかな光を宿すサファイアで見つめたきり、ハルオミさんが弄ってくれない。 ハルオミさんの指を期待してたのに。 ヒクつく後ろの窄まりを、唾液で濡れた指でかき混ぜてくれたら、すぐイケるのに。 出したい。 白くて恥ずかしいミルク、出したいよぉー! ドピュドピュ、いっぱい飛びしたい。 気持ちよくなりたい! 腰振って、腰突き上げて、絶頂して身を震わせたい! 「……ちゃんと、お願いしなくてはいけないよ」 ………………ハルオミさん? 「無理矢理じゃないって分かるように。 君の口からどうして欲しいのか、言葉にして言ってみようか」

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