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Ⅲ Attention, please!⑰
………ハルオミさん。
「なんで?」
「君が眠っている間に合体した私の種だ」
幾ら俺が眠ってたからって……
ギンギン↑↑↑
視界に飛び込む凶悪極太なんだ!ハルオミさんのはッ
「気づかない訳ない!」
こんなの挿れられたら、絶対っ!否応なく起きてしまう。
「でも証拠の種が出てきているよ」
「これ……」
お尻がむずむずする。
「正真正銘、私の精液だ」
藍の眼差しが妖艶に微笑んだ。
「自分の右手で射精寸前まで高めてからの挿入だったからね。起こす隙は与えなかったよ」
俺の寝ている横で、ハルオミさん……おなにぃしてたの?
「大きくなったね。想像して興奮したかな」
「やっ」
つんつん
つま先が引っ掻くように、昂りを撫で上げた。
「……なんで」
どうして?
「避妊……してくれないんだ?」
Ωには発情期がある。
受精率は発情期間中に高くなるが、発情していない間だって受精しない訳ではない。
確率は低くともゼロではないんだ。
普段はゴム付けてくれるのに、どうして?ハルオミさん……
「いけないことなのかい?」
君に……
「私の子供を宿すことは」
私達は……
「夫婦なのに」
それでも君は拒むのか。
「受精は悪いことなのかな」
蒼い視線が俺を映している。
「好きだから触れたい。愛しているから体を繋げたい。私だけのものにしたい。
もっと君が欲しくなる。
手に入れた分だけ、君をもっと求めて、もっともっと君が欲しいと願ってしまう」
私は欲張りだ。
「君に私の子を宿したい」
雄の本能なんだよ。
愛するが故の……
「君を孕ませたい」
「でも」
「否定しないでほしい」
君を愛している私の存在を。
「君へのプレゼントだよ」
……ハルオミさん?
……私達は夫婦なんだよ。サプライズくらいいいだろう。
「君のお腹に新しい命を育ませるよ」
「それはっ」
「忘れたかい?私は卑怯だよ」
男は……
「愛する人には、どこまでだって卑怯になれるんだ」
ハルオミさんが跪く。
目と目が絡み合う。
サファイアの双玉が俺を宿す。
……チュッ
「誓いのキスだ」
誓い……
「なにを」
俺はハルオミに誓って、
ハルオミさんはなにを俺に誓ったのだろう。
「未来」
藍の瞳が囁いた。
「それしかないだろう。約束だよ」
チュッ
「君も求めるんだよ、私を……」
俺がハルオミさんを。
ハルオミさんが好き。
ハルオミさんが好きだけど。
「まだだ」
チュッ
俺からハルオミさんにキスを仕掛けたけれど。
「まだ足りない」
チュッチュ
「もっと私を求めて欲しい」
チュウー
「もっと、もっとだよ」
こんなにも愛しいのに。
もっと求めろだなんて。
俺の夫は意地悪だ。
「俺もナツキに意地悪するよ」
「ワアァっ!」
腰が浮いている。高く。
「ナツキの夫だからね」
「ユキトっ」
この格好★
孔が丸見えじゃないかァッ
「やらしい」
「お前のせいだろ」
腰を持ち上げるから。
「お汁と精液でグジュグジュだ」
カプリ
……お尻、ユキトに食べられた。
「俺以外の雄の精子は掻き出すよ」
ちょっ、ちょー!!
ユキトォォォーっ
ヤアァァァ~~~!!!
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