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Ⅲ Attention, please!⑱
「ナツキの痴態、愛人に見られて恥ずかしいね」
「アゥ」
モニターの中で琥珀の眼が見つめている。
『どんなあなたも見てますよ。俺の嫁なんだから』
「やっ」
ねっとり琥珀が舐め上げる。
『触れられない分、視線で犯してあげますよ』
「アキ…ヒト」
『好きでしょ。股間の可愛いナニ、また大きくなりましたね』
ビクン、ビュクン
限界まで昂って、はち切れそうだ。
『統帥は見られて感じる変態なんだから』
「ちがっ」
『違わないでしょ。がまん汁垂らして、後ろの蕾からも蜜出てますよ。
統帥の孔、ゆるゆるなんだから♪』
だって、力が入らない。
前と後ろから、えいん攻められて。
おっきいのがお股を行き来する~
「ナツキの恥ずかしいお尻のミルク、俺が掻き出してあげるよ」
「ユキトっ!」
「愛人に見えないように、お尻に栓をしてあげるから恥ずかしくないよ」
ダメぇぇえぇぇぇー!!
ァフうゥ~~!!
………ユキトのおっきいのが、肉ひだを這う。勇ましい熱脈が、奥まで!
穿つ。
奥の奥に!
逞しい肉脈が、俺の中で膨張している。
「大きく…しないでっ」
「無理。ナツキの中、気持ちいいよ」
ユキトが俺の中にいる。
「ごめんね。ヌルヌルだから滑って入っちゃった」
「うそ、だ……」
だって、ユキト。お尻に栓をする……って言った。
「はぅア」
「気持ちいいね。ナツキのお尻揺れてるよ」
「ユキトが~」
「うん。俺を絞めつけて蕾がヒクヒクしてる」
「やんぅ」
入り口を指でなぞらないで。
蕾と雄しべが密着しているソコ、敏感で変になるぅ~
「……君という人は」
目尻に滲んだ生理的な涙を熱が拭った。
「夫の前で、二人の夫に目で犯されて、尻を犯されて感じる淫乱妻だね」
蒼い双眸を整然と注ぐ。
俺の涙を拭った太い熱がブルンッ……と揺れた。
「すまないね。君の涙を拭ったつもりが、カウパーが付いてしまったよ」
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