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Ⅲ Attention, please!30

ハルオミさんを、蕾の肉ひだに挟んだまま…… イってしまった。 どうしよう。 ドピュドピュ、ドピュウゥー! とっさの事で。 加減がきかなくて。 手で押さえられなかった。先端の向きがハルオミさんをとらえてしまって…… 止められない白濁が、上質の黒いスーツに飛び散っている。 秀麗な顔にも。 俺の…… 「君の精液」 指の腹が、口角まで飛んだ俺の飛沫を拭って、つん。……と。 指の白いミルクが鼻先を掠めた。 俺の匂い…… 「君の味がするよ」 指が下唇を撫でる。生暖かい体液を、俺の唇にそっと塗る。 「ハルオミ…さ……」 んぅっ 「美味しいね」 重ねられた唇がようやく外されて、薄く囁いた。 赤い舌が、チロリ。ペロリ。 白いミルクを舐める。上唇も、下唇も。 俺ッ…… ハルオミさんの綺麗な顔を、こんな汚ないもので穢してしまった。 「ハルオミさん、ごめんなさ……」 「興奮するよ」 ……………………えっ 鼓動が跳ねる。 心臓が鷲掴まれた。 瞳の中。 蒼く、深く、欲に濡れたサファイアが俺を見つめている。 俺を飲み込んでいる。 俺を捕らえて離さない。 「君は、どこまで私を興奮させるんだい?」 ア、ハウウゥゥゥゥー!! 熱い楔が内壁を穿つ。 蕾の肉ひだを内側から押している。 ドクドク、ドクドク 血流が流れ込む。肉棒が膨らんで、血管が脈打っている。 大きい。 まだ大きくなっている。 「ハルオミさんの雄幹、デカいよぅ!」 熱がとめどなく、俺の中で膨張している。 「淫棒が……アヒィ~」 「君の大好きなデカマラだよ」 「おっきいー!」 みっちり、隙間なく密着する。 内壁を押して、もっと奥。更に奥まで熱を穿とうとしてくる。 「ハヒィ、孔が広がる~」 「我慢だよ……違うね。ほら」 お尻から垂れてくる粘液をすくい取られた。 「君のマン汁だ」 シャツを割って侵入した指が、胸の小さな実をきゅうっと摘まむ。 乳首が潰されて、転がされる。マン汁まみれのハルオミさんの指に。 「嬉しいんだね……涎まで垂らして」 「ハルオ…ミ…さ……」 「前の口も、後ろの口もベトベトにして。私の妻は可愛いね」 「アンっ、アンっ」 後孔を穿つリズムで、ぷっくり膨らんだ胸の尖りを指でおして、突っついて、引っ掻かれる。 唾液が飲み込めない。 ハァハアハァ……ァアアンっ! 酸素を欲して開けた口から出るのは、淫らな喘ぎ声だけだ。 体が、感覚全てがハルオミさんに支配されている。 俺のからだ……… 「君の体は、雌なんだよ」 「ヤぁン!」 これ以上ないくらい膨らんだ熱棒が、蜜を垂らす窄まりを苛む。深く、深く、もっと深く。 「もっと奥ゥー」 「期待には応えないとね」 「ハゥアアー」 ジュプジュプに濡れそぼったソレ 「おっきいー」 「当然だよ。私はでかちんだ。嬉しいかい?」 「うれしい。大好き、でかちん!」 ハルオミさんの熱、もっと奥まで。 もっと奥に、ハルオミさん……来て! ふわり からだが………浮遊感に包まれた。 ………なんで? 瞼が重い。 鉛のように、瞼が落ちてくる。 視界が白く、暗く、落ちていく。 ハルオミさ…ん…… 確かな熱が鼓動を掴む。 ぎゅっ、と。 暖かな体温が、俺の手を握っている。 快感がオーバーヒートして、体が落ちていく。ハルオミさんの胸の中へ…… 「大丈夫。私がそばにいるよ」 その手だけが、俺を繋ぎ止めている。

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