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Ⅳ お尻から生えたっ★③
ハルオミさんが、たまごを挿れるの……
見てみたい。
想像しただけで体が火照ってしまう。
心臓がバクバク、鼓動が高鳴る。
ハァハァハァ
耳まで真っ赤だ。こんな淫らな妄想してるなんて……ハルオミさんの顔がまともに見られない。
さ迷う視線をシーツに落とした……
ァ!ァアー!!
ぱくぱくぱく
お口が金魚さん。
ちょうど視線を落としたそこに、、、ある。
ハルオミさんの★★★
卑猥な雄の象徴だ。
血管が浮き出てドクドク脈打つ。ズル剥けの先端から、屈強な幹に透明な体液がもう垂れている。
ビュクン、ビュクン
天を仰いで反り返っている。
ドクン、ドクン
「君の勃起した性器を見て、興奮しないわけないだろう」
ブルンッ
さすっただけで、脚の間にそびえる雄々しい巨木が脈打ち揺れる。
しなって腹を打つ。
ハルオミさんの腹筋、濡れた。
自身の垂らす先走りで。
衣擦れの音がした。
布団が床に落ちて、ハルオミさんが俺の隣に添い寝する。
いけない妄想を膨らませる悪い子の俺の頭を一度だけ撫でると、たまごの先を赤い舌でチロリと舐めた。
あれが入るんだ……
ハルオミさんの秘された場所に。
「急に雄の顔になったね」
額に唇が押し当てられた。暖かい。
「ァっ」
ウィィィィー
微細な振動音が聞こえる。
俺の後ろの体内から。
目の前の硬質のたまごから。
ウィィィィー
ハァっと息を飲む声が駆けた。たまごが這う。ハルオミさんの左の小さな胸の突起を。
淡く艶めく藍の眼差し……
色っぽい。
たまごが下っていく。
腹を、臍を、太股、鼠径部……
陰毛を掠めて、とうとうその場所。俺の挿れているのと同じ場所。
蕾の入り口に辿り着いた。
たぶん、初めて。
ハルオミさんのそんな場所を、まじまじ見るのって。
きれい。
薄く、仄かに色づいた場所が小さなたまごの振動でヒクヒク蠢く。
「ァア、気持ちいいね。君はこんな刺激を味わっていたんだね」
「ハルオミさん」
「君と同じ刺激を頂くとしようか」
ウィィィィー
「だめ!」
……だめ、だよ。
「ハルオミさん、無垢なままでいて」
挿れるの、見たいけど。だけど。
「そんなの挿れて悦ばないで」
ぎゅうっ
たまごを持つハルオミさんの手を握って押さえ込んだ。
やっぱり、だめだよ。
ハルオミさんが、その場所に異物を挿れて快感に浸るなんて。
「……フフフ、可愛いね」
チュっ
「可愛い妻だよ、君は」
額が熱い。
カァっと顔に火が昇る。耳まで真っ赤だ。
もしかして………
俺はっ、俺はっ………
「本当に挿れると思ったかい?」
「ナァァァァー!」
はめられたァァ~★
そうだ。
よく考えてみろ。
小さいっていったって、十分な質量のたまごだぞ。
そんなのを……
「ローションなしで挿れたら痛いだけだよ」
フフフ……と。
形良い唇が笑んだ。
俺の夫がシュヴァルツ カイザーなの、すっかり忘れてたー!!
思考を読み、思考を操る黒の支配者。
俺の思考は最初から、シュヴァルツ カイザーの手の上で踊らされていたんだ。
「踊らされて……なんて人聞きが悪いな。君を可愛がってるんだよ」
「なっ」
また思考読まれた!
つんつん
人差し指が口角をつつく。
「への字になってるよ」
「もー」
まんまと、やられた~
「もーもー」
「おやおや、牛さんになってしまったね♪」
からかう口調が憎らしい。
けれどどうしたって、この愛しい夫相手に俺の勝ち目はないんだ。
「ほっぺた膨らんだ」
つん
突っついたって喋ってなんかやるもんか。
ちょっとくらいは抵抗するぞ。シュヴァルツ カイザーに。
思考、読まれてたって。
「ねぇ、こっち向いて。いつまで拗ねてるんだい」
知らない。あなたなんか。
………「アっ」
プイって、体をひねった刹那。
小さく、ハルオミさんがうめいた。
たおやかに濡れた甘い声。
「悪い妻だ」
甘美な囁きが耳朶を撫でる。
「夫の私を攻めるのかい?」
俺の手、ローターを握ってたんだ。ハルオミさんを止めようとして。
「あのっ、これはっ」
勢いあまって、手の中のたまごをッ
「裏から攻めるなんて、エロいよ」
当ててしまったんだ。ハルオミさんの……
「君のせいで金玉がブルブルするね」
双玉の裏に。
「ほら、ちゃんと見るんだよ」
幹に見合う立派な袋がブルブル、ローターの振動 に合わせて小刻みに震えている。
艶やめいたサファイアが薄明の光をたゆたえた。
「君の掌に乗ってあげよう」
私を気持ちよくするんだよ……
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