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Ⅳ お尻から生えたっ⑥

あなたと一緒になりたい。 一つになりたいんだ。 「繋がりたいかい」 先端をハルオミさんの卑猥な体液で塞がれて、たまごのいけない振動で穿たれる。 腰を跳ね上げて、もっともっととこすりつける。 ハルオミさんの猛々しいソレに。 腰に回して挟んだ両脚で締めつけて。 「オナニーがお望みかな?」 違うのっ ハルオミさん、入って…… 思うのに。 願うのに。 ハァハァハァ 息を上げて腰振ってる。 汗ばんだあなたの肌を抱きしめて。 ハルオミさんの巨根に、俺の慎ましやかな雄をすりつけて、せがんでる。 ハァハァハア 気持ちいい! 気持ちよくて、やめられないよぅ。 「私で自慰して……いけない子だね」 ちがう。 ハルオミさんは俺の大事な夫で…… 「違わないよ。カウパーを垂らしているじゃないか」 私の手がベトベトだ。 「ごめんなさ……」 「認めたね」 ハルオミさんの手を汚してしまったのを謝っただけでッ あなたを、 「私は君の性のオモチャだよ」 妖艶な雄の欲を灯したサファイアが微笑んだ。 なにしたの? 俺は、ハルオミさんになにしたの? 「なにもしてないよ」 でも、だって。 「君はなにもしていない」 じゃあ、どうして…… 「私が欲情しているんだよ」 君に、いつも以上に。 「ハゥ」 根元をなぞった指先が玉袋をつつく。 「君を味わいたい」 指の腹でぬぐい取った透明な汁をぺチャリと……わざと音を聞かせて舐めた。 羞恥心を掻き立てるように。 ………思い出さなきゃ。 ハルオミさんが俺に意地悪するわけ…… 「知りたいかい?」 不意に、髪を掻き分けられた。 つん 悪戯な指がつついた額に熱い唇が降りた。 「発情期なんだよ」 「……そうだ、俺は」 「思い出すのかい?」 細められた藍の眼差しの思惑が読み取れない。 俺は、ただただ…… あなたに飲み込まれるだけで…… 「ァヒアァァァアー」 指が胸を。 爪で引っ掻いて、こねて潰す。 同時に回転を上げたローターが後孔で暴れ出す。 たまらず跳ねた腰を待ち受けていたのは、淫棒だ。 ハルオミさんのデカい熱脈が、俺のはち切れんばかりに固く直立したソレを叩く。 こする。 タマごとグラインドで、竿と竿で挟んだたまごの振動を分かち合って、滴る汁をこすりつける。 「発情中なんだ」 優しくできないよ……

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