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《断章》副総理だって主夫をする!25
「ハフっ」
俺の口に突っ込まれているのは、巨大な淫棒で。
下半身がビチョビチョになっている。
「お漏らししちゃったね?」
冷たい感触が下着までしみている。見えないけれど、かなりビショビショだ。
(俺、お漏らしなんかしてない!)
……ハルオミさんが、わざとこぼしたんだ。
ベッドサイドに置きっ放しになってたホットミルク。
首を振って否定しようにも、口の中の固いお肉が邪魔をする。
「仕方がない。拭いてあげるよ」
口からハルオミさんが出ていったのも、束の間。
「アフぅ」
すぐにハルオミさんが戻ってきた。
「ヤっ」
着衣の上から、ねっとり絡みつく。
すっ、
(吸われてる~!!)
腰が飛び跳ねた。
まだ固くないアレごと。
パクリ、と。
咥えられてる。
着衣の中の大事なアレが、すっぽり根元まで捕らえられてしまった。
「まだ柔らかいね。半勃ちといったところかな?」
「なっ」
ハルオミさんが実測する★
俺のサイズをじゅるじゅる音を立てて測ってモグモグするの、やめてっ
「ヒンっ」
ドクリッ
血流と一緒に腰が浮いた。
「気持ち良かったかい?フフ……」
的確にイイ場所を捕らえて包んで、鈴口を啄 んでくる。
そんなコトされたら、アァーっ
出てしまうッ
根元から熱いのが込み上げてくる。
「すっかりテントを張ってしまったね。カチカチだ」
はむはむ
「堪え性のない君だから、内側からも染みを作ってしまったかな?」
「はぅんっ」
言わないで。
そんなの俺が一番よく分かってる。
下半身が、なにかに……
なにかが、下半身をチューチューして、俺自身を苛むんだッ
(口だ)
ハフんっ
でも、だって。
ハルオミさんは、俺の口の中にいる!
(じゃあ、下半身を包んでいるハルオミさんは誰?)
フードで視界が見えない。
まずは、お口の中のハルオミさんをどけないと。
「アっ」
押し退けようとした掌……
固くて、じょりじょり~
ごわごわした、この感触。
この質感。
この毛束。
(ハルオミさんのいん……)
いいい、いん~
(~~~!!)
アソコの毛だァァー★
深い茂みの中心には、俺の口に入りきらない、おち~
(アレ!)
……で、ここが根元。
たぷたぷしてる柔らかいのが、んーと…きん……
(タ………だな)
ちょっとだけ優しく引っ張って、揉むとコリコリ
うん、間違いない!
………あれれ?
なんで目元に、た…まぶくろが垂れ下がってるんだ?
俺はシルバーリベリオン
かつてα共を地獄の底に叩き落としたΩ解放軍の頂点に立ち、自ら陣頭指揮をとった戦場の貴公子だ。勝利を導いた戦術は、確固たる知識に裏打ちされている。
我が頭脳に蓄積された男性器という知識が『unknown 』の識別信号を鳴らしている。
馬鹿なッ!
これは男性器ではないというのか?
しかし口内を支配しているのは、咥え慣れた夫のものにほかならない。狂おしく俺の口を苛むハルオミさん自身を、妻の俺が間違える筈ない。
だが……
(これが真実 の男性器ならば、た…まぶくろは顎あたりに垂れ下がるのが正解だ)
なぜ、た…まぶくろが目元にある?
(どういう事だ)
α共を地獄に叩き落とした俺の戦術と知識を、遥かに凌駕している。
ハルオミさん
否 、シュヴァルツ カイザー
(あなたは一体、どんな戦術を使ったんだ?)
「69……」
「ひっふんひー…ひっ」
(しっくすてぃーないん、だと?)
なんだ、それは。
『孫子』にも『六韜 』にも『三略』にも。俺の紐解いた兵法書に、そんな戦術は記されていない。
聞いた事がないぞ。
チュパァー
「ハヒー」
ぎゅむ
「こら♪玉袋は優しく扱うんだよ」
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