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☆年越しSP☆ ゆく年くる年カウントダウン!!⑨〈fin〉

汗ばんでぐったりした体を、屈強な両腕が包む。 「……私を置いて。いけない子だ」 中にいるハルオミさんが脈打っている。 「ハァウ」 また大きくなったの、錯覚じゃない。 「私の膝の上で卑猥なミルクを吐き出す君を見て、興奮してしまったよ」 「ヤっ、イったの~……イったばかりだからぁ~」 「私はまだだよ」 おっきなやつ、グリグリしてくる。 中から俺を虐めて、意地悪する。 耳朶に吹きかける甘い吐息が、チクリ。微かな痛みを刺した。 ハルオミさんの唇の這った場所が熱い。 「こら、陰毛を引っ張るんじゃないよ。悪戯な手だね」 無意識にハルオミさんとの結合部をまさぐっていた手を取られて、甲にキスを落とされる。 「統帥、お口がお留守ですよ。ほら、ここ……統帥のミルク拭いて」 ペロン アキヒトの頬の白いのに舌を這わせる。特有のえぐみが口内に広がった。 「……最初からコレを狙っていたでしょう」 「なんの事だい?」 「残り20秒です」 俺を挟んで、アキヒトとハルオミさんが会話する。 なにを話してるんだろう? あたまがぼぅーっとして、思考が働かない。 「姫はじめができないなら、繋がって年越しですか?……つくづく卑怯な生き物なんですね。政治家というものは」 「政治家だからじゃないね。私という人間だからだよ」 サファイアが青い波をたゆたえる。 「ナツキが関われば、どんな卑怯な手も厭わず使うよ。それが私だ」 「喰えない男だ」 「私を食べていいのはナツキだけだよ。今もナツキに食べられているよ」 「ハフー」 突き上げられて、乳首を弄ばれて歓喜の悲鳴が漏れた。 「統帥、涎でベチョベチョ……可愛いんだから♪」 チュプ キスするみたいに唇の端っこに濡れた舌が伝った。 「ナツキ」 「統帥」 明けましておめでとう♥ 熱くて、あたたかくて 激しく包む熱に身を委ねて 体の奥を穿たれて 優しく頬を撫でられて 赤い花びらを刻まれる。 俺、たぶん幸せ……なんだよね? 明けましておめでとう♥ 二人の夫達♪ 《fin》 ……………………あれ? 夫の数、二人だったっけ? 「ユキトがいないね」 「愛人ならリビングで寝てますよ」 「あぁ、いるよねぇ。はしゃぎすぎて年明け寸前に寝てしまう子」 あ。 「弟はお子様だね」 ユキトが寝てる原因は……… 「俺がプシューしたからだ!」 ごめんっ、ユキト💦💦💦 「ごめんじゃないよ!」 「ユキトっ」 「俺もナツキと一緒に新年を迎えたかったのに」 ユキ……ト? 「夫を放っておいたお仕置きだよ!」 「ごめんっ」 「謝ったって許してあげない」 叩かないで~ 俺の顔っ お前のいきり立った淫棒で~♠💦💦 「……統帥、嬉しそう」 「君、そういうプレイ好きだよね」 ちがう!誤解だァァーッ! 「カウパー、お漏らししているね」 「ほんとだ。お股ズクズクで気持ち悪いでしょ。剃毛してあげましょうか?」 「………………ていもう?」 「陰毛、剃るんですよ♪」 「イヤァァァーッ!!」 やめてぇぇぇーッ!! 三人の夫に囲まれて、囚われて。 俺っ、幸せじゃない!! 「大丈夫だよ」 「これがナツキの幸せだって感じるようになるからね」 「俺達が一晩かけて教えてあげますよ」 「「ナツキ」」 「統帥」 ヒっ♠ 「「「愛しているよ♥」ね♥」います♥」 ご来光、まだか!! 夜よ、早く明けてくれ!! 「アキヒト君、T字カミソリはその引き出しだ」 《ほんとにおしまい♪》 みんなにとって 幸せあふれる一年になりますように♥

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