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□節分SP□君に捧げる愛の歌⑱

私は嘘つきなんだよ。 「卑怯な男を好きになった君が悪い」 「ハルオミさんがぁ~」 そう…… 「私が入っているよ」 「固い」 「そうだね。ちんこは固いよ」 恥ずかしくて。 逸らしてしまいたい眼差しを、藍の瞳の檻に捕らわれる。 「いけないね。私から逃げようとしたね」 暗くて見えないのに、囚われているんだ。あなたのサファイアに。 「手離す気はないよ。君が逃げないように……」 つん 盛り上がりの根元に、微かな刺激が走った。 「ココの毛、剃ってしまおうか」 「ヤッ」 「妙齢の君から、股の毛がなくなってしまうと恥ずかしいね」 「やめっ」 「分かった。やめてあげるよ」 良かった。優しい俺の夫は無茶な事しないよ。 「私だって、君を恥ずかしい姿にするのは本意じゃない」 「うん」 「半分残してあげよう」 …………………………半分? (どゆこと??ハルオミさん??) 「正面の陰毛は全部剃るよ!お股の間の陰毛は全部残してあげるよ!」 「………」 「………」 「………」 「君の性感帯は会陰だ。会陰好きの君から、会陰の陰毛をとってしまっては可哀想だからね」 ハハハ、ハルオミさァア~んッ!! 想像してみてくれ…… 正面はツルツル 脚開くとボーボー (それって、ものすごく恥ずかしくないかーッ!!) パクパクパク お口が金魚さん。 「そうかい!嬉しくて声も出ないんだねー!」 ちゃうわーッ!! 「会陰の陰毛さえあれば、君の指で毛を引っ張ったり、私が毛を引っ張ったりして、これからも気持ちよく会陰で遊べるよ♪ 嬉しいんだね。君に喜んでもらえて、私も嬉しいよ!」 汗ばんだ髪を、大きな手が撫でてくれる。 「私は会陰に理解ある夫だよ」 ハルオミさん、あなたは…… 「変態だァァァーッ!!」 「ありがとう。最高の賛辞だよ」 サファイアの双眸が、優しく清冽に、不敵に笑う。 逃げなければ。 一刻も早く。 このベッドを降りて、あなたの魔の手から。 (俺のお股が大惨事になってしまうッ) 「どこへ行くんだい?会陰の君」 変な名前で呼ぶな! 「アフぅ~」 「手離す気はない……と言っただろう」 楔がッ!! 蕾に淫棒が差し込まれて、俺達は夫婦の営みの真っ最中。 繋がっているんだったー!!

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