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★〔ゴムの日記念〕★美味しい時間〔後編⑯〕
ペチンッ
「もう……ナツキが言う事聞かないからだよ」
ペチペチンッ
「やっ」
ユキトが!
ハムんっ
「アヒンっ」
変な声が出てしまう。
「ハルオミさん~」
「おっと失敬。莓色に色づいていたから……どんな味なのか気になってしまったよ」
にゅるん
「ひんっ」
耳のひだにそって湿った生暖かい感触が這う。
「君は耳まで美味しいね」
甘噛みする口に挟んで、舌がにゅるにゅる耳をしゃぶる。
「君、私の雄にお尻を擦り付けてるね。……フフ、こうしてこうすると……」
ニュプ
「ハヒン」
舌が耳の裏から突っついて、ねっとり舐める!
耳が生暖かい。
ハルオミさんに食べられている。
「中がすごく締まった。気持ちいいんだね」
そんな事してない!
「はふぅー」
串刺された場所が熱いだけで。
「腰、やらしくまわしているよ。君のイチモツもプルンプルン揺れて淫らだね」
「ナツキ、なに兄上に好き勝手されてるの?集中だよ」
ペチンッ
ユキトが叩く。
俺の頬っぺたを……
「お前の大好きな淫棒だよ」
ペチペチン、ペチンッ
「濡れてるの、ナツキの唾液?それとも俺の先走り?」
俺の頬が湿って、暖かいのは……
「ユキトのっ」
興奮すると雄の先端から垂れてくる、恥ずかしい、アレ
理性でも止められない、カチカチに天を仰ぐ象徴から溢れてくる。
汁が。
「俺だけ?ひどいな、ナツキは」
ペチンッペチンッ
(なんで?)
ほんとうの事言ったのに、ユキトがひどい。
「興奮してるクセに」
不意に耳元、息が吹き抜けた。
吐息のカケラなのに。
首筋がザワザワする。
トピュンッ
「お漏らし、はしたないね」
「ちがっ」
お漏らしじゃない。
「ユキトとおなじ……やつ」
先走り……だから~
「耳まで真っ赤だよ」
紅潮した耳、ハルオミさんに食べられてしまう。
「大好きなカチカチのでかちんで叩かれて興奮してるんだね。ナツキの先走りが止まらないね。俺も嬉しい」
ペチンッ
「トロトロのナツキの顔、興奮する」
俺、どんな顔してるの?
どんな顔して、ユキトの雄にぶたれてるの?
ハァハァハァ
息が上がる。
ハァハアハァ
「繋がるよ」
ユキトの息も少し乱れている。
ユキトも興奮している?
(でも俺の後ろの孔、ハルオミさんと繋がってるから。ユキトとは繋がれない)
「輪姦(まわ)されるの……」
「淫らなΩだね。私がいるのに、私以外の雄を期待してるのかい?」
「そうじゃなッ、フヒィ」
咥え込んだ熱棒が突き上げて穿つ。
「私も怒るよ?」
「後ろの~」
「ん?後ろの、なんだい?」
おっきいお肉が俺を苛める。
「硬いやつ!デカいやつ!」
奥まで来る!
そんなところまで押し広げられて、あなたの形になって、広げられて突き上げられる。
「輪姦されたって私の形を覚えていられるように、しっかり記憶させようか!」
「アヒィィーン、ウヒっ」
グリグリする硬いの、擦り上げて責め立てられる。
「ナツキ……こっち」
ハァハァハァ
たまらず熱い呼吸を繰り返す顎を持ち上げられて……
唇にこすり付けられたものを、なにも分からず衝動的に咥えていた。
「よくできました♪」
大きな手が頭を撫でてくれる。
これ……
この味……
口の中を占拠される。
「お前の大好きな俺だよ」
ユキトの!!
「やっと繋がれたね」
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