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〔ゴムの日記念〕★美味しい時間〔後編27〕
「兄上」
「なんだい?ユキト」
「ナツキはいちご乳首ではなく、チョコ乳首だと思います」
「………確かにね」
「フモ!」
「ナツキ、静かにしてて。今、兄上と大事な話をしてるんだ」
「モモォー!」
「いい子だから……ね」
頭ぽんぽんされても嬉しくないぞ。
「それで兄上。ナツキのチョコ乳首の話ですが」
「モォォォォー!」
(誰の乳首がチョコ乳首だァァァァー!)
「君の乳首だよ」
思考を読むな、シュヴァルツ カイザー。
……俺にだって、可愛いピンクの時代があったんだ。ぐすん。
「チョコ……」
「そうです、兄上」
「違うな、ユキト。お前は間違っているよ」
「モフ!」
シュヴァルツ カイザー!
あなたはやはり俺の第一夫だ。
夫婦は一心同体。俺を庇ってくれるんだね。
「十把一絡 げはいけないね」
「………」
「………」
(フモフフ?)
ハルオミさん?
「チョコでひとくくりにするのは、いただけないね」
「……と仰いますと?」
「ナツキの乳首はビターではない。ミルクチョコだよ」
「モフフモォォォー!!」
シュヴァルツ カイザー!!
「ミルクチョコ乳首にミルク……」
「それは……」
「そうだよ、ユキト」
「フモ?」
「ミルクチョコミルクになってしまったよ。ややこしいね」
どうでもいいわーッ!
この、どスケベエロエロα兄弟ーッ!
「フモ♠」
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