236 / 292
〔ゴムの日記念〕★美味しい時間〔後編28〕
「統帥、機嫌なおしてください」
つんつん
「頬っぺた膨らませても可愛いだけですよ」
つんつん
「ハヒハホ!」
(アキヒト!ソレは頬っぺた、つんつんするために付いてるんじゃない!)
「えっ、そうなんですか?」
「ホホハ」
(そうだ)
最近どうもアキヒトまで、ドスケベエロエロα兄弟に感化されている。
文化の違いなのだろうか。
α民は、お股の立派なイチモツに誇りを持っている。
お股にそびえる誇り高きエクスカリバーで、パートナーの頭や頬を撫でる事が、相手に対する至上の敬意と、至高の愛情表現であると考えている節がある。
(俺、そんな愛情注がれても嬉しくない……)
β民もΩ民も、至って平凡な自尊心しか持ち合わせていないのだ。
(エクスカリバーで、頭ぽんぽんされて誰が喜ぶというのだ)
「統帥ですよ」
「………………ふぇ?」
「ちんこ好きだから」
「フモモモモー!」
「間違えました」
「フンモ」
(そうだろう)
「統帥は巨根好きです」
「フモモモモー!」
「ほら。カウパー垂らして……ベトベトになって振ってる♪」
ちがうっ……これは……これは……
「興奮してるんでしょ……ちんこで叩かれて」
ぺちんっ
「アヒン」
「ほら。カウパー垂れてますよ。……もう我慢できない?」
ぺちんっ
「統帥、早漏だから。いつまでもつかな?」
アキヒトがいきり勃つエクスカリバーで、俺の頬をぺちぺちする。
「足りませんか。俺のちんこ握って、好きなだけ自分の頬叩いてもいいんですよ?」
「ヒャ」
(そんなはしたない事、する訳ない!)
「それとも右手で、ドロドロに濡れたあなた自身を握って扱きたい?」
琥珀の瞳に欲情の笑みが舞った。
「好きでしょ。オナニー」
鈴口からトロリ、と……
透明な雫が滴る。
「自慰するあなたを見て差し上げますよ」
ともだちにシェアしよう!