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【お正月♪】初詣はあまねく愛に包まれて④
……こつん
おでこに当たったのは、あたたかい……
「甘酒だよ」
俺の手ごと甘酒の入った湯呑みをハルオミさんの手が包んでいる。
「体、冷えてないかい?」
「うん。大丈夫」
「油断はいけないよ。君は……」
ドキンッ!!
「おっと、危ない」
こぼしそうになった甘酒の湯呑み、俺の手ごとハルオミさんが握りしめた。
(だって!ハルオミさんが!)
「私が、どうしたんだい?」
急に………
そんな事言うから………
「もう一度言うよ」
眼差しが絡めとる。
蒼い深海に吸い込まれる。
「君は、私の子を産む大事な体だ」
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