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闇の中

「きっつ…カナ、深呼吸」 「っん…」 グチッとした中に入る感覚を思い出すようにカナはゆっくり息を吐き、吸う。「上手」と恋人に誉められて引き結んでいた口元を緩ませた。そのお陰で、遥の年齢の割に大きいペニスは根元まで埋まっていく。 「カナ…中、すっげーうねってる。俺のそんなにイイ?」 内壁の熱さと締まり具合に、ニッと遥は口角を上げる。不敵な恋人のその顔がカナは好きだ。 「うんっ…すごくイイ、ハルの、すっごく好き」 「淫乱」 その会話を合図に遥は腰を動かし始める。ギリギリまで抜き、下生えが尻たぶに付くほど奥まで打ち入れる。激しいそれにカナは鳴く。 「あっ、あんっ!ひゃ、あっああ、あぁッあああっ!」 パンッパンッと皮膚のぶつかり合う弾力のある一定の音と、ローションと腸液が混ざった生々しい水音が室内に反響する。

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