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第21話 救済 Ⅴ〜side永遠〜
「…ありがと 送ってくれて」
「全然 また明日な」
そう言った後 無意識に陸也の頭を撫でてしまった
陸也は複雑なそうな顔をした後、俺の手を退けると 橋本にも礼を言って 家の中に入って行った
その背中を見送った後、深い溜息を吐くとそのまま項垂れた
「随分深い溜息ですね」
「…俺さ、今までちゃんと考えて行動して来なかったから、自己嫌悪が半端無い」
「そうですか
ですが、それでも周りにひとが集まるのが永遠様の魅力ですよ」
「…ありがと」
俺は携帯を取り出すと 今し方無理矢理聞き出した陸也の連絡先を開いた
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